ruby-trunk-changes r34218 - r34220

今日は inspect のエンコーディングチェックの強化と、API VERSION の更新がありました。API VERSION の更新はライブラリのインストール先が変更になるため、アップデート時には configure からやりなおしたほうがよいのでご注意ください。

naruse:r34218 2012-01-06 16:06:22 +0900

inspect で ASCII incompatible な、というか default_external のエンコーディングと compatible でないエンコーディングの文字列を返すと例外が発生させるようにしています。 [ruby-core:41931] [Bug #5848]

svn:r34219 2012-01-06 16:06:26 +0900

version.h の日付更新。

ayumin:r34220 2012-01-06 23:13:27 +0900

RUBY_API_VERSION を 2.0.0 にアップデートしています。これによりライブラリのインストール先のパスに含まれるバージョン番号(CRuby のバージョン番号に似てるので勘違いされがちですが、これは実は CRuby のバージョンとは別物の API バージョンというものなのです。コンパイル時に変更できますけど)が 2.0.0 になります。つまり 2.0 からは gem も含めてライブラリのインストール先が別になります。 gem パッケージは再インストールになります。またソースからコンパイルしている場合は configure からやりなおさないと make install のインストール先が変更されないため、ライブラリがロードできない状態になってしまって困ることになります。ご注意ください。 [ruby-core:41848] [Feature #5826]