ruby-trunk-changes r36921 - r36925

今日はやや内部的なはなしですが Class#allocate メソッドの実装方法が変更になりました。このメソッドは一般的なメソッドとしてではなく Class の属性として保持されるようになります。

nobu:r36921 2012-09-08 16:54:27 +0900

rubygems のテストで YAML のエンジンに syck を使っていた時のものを syck が利用可能でない時はスキップするようにしています。

svn:r36922 2012-09-08 16:54:31 +0900

version.h の日付更新。

nobu:r36923 2012-09-08 18:18:50 +0900

Travis CI の設定ファイル .travis.yml で make test に TESTOPTS=-v をつけて実行結果を表示する(改行して残すモードにする)ようにしています。 gcc 4.6 でハングアップするので原因追求のためとのこと。

nobu:r36924 2012-09-08 18:31:18 +0900

ですぐに r36923 の .travis.yml の変更は revert されています。

nobu:r36925 2012-09-08 18:52:26 +0900

Class#allocate というインスタンスを生成するメソッド(new は初期化も含んだ生成で、allocate は単にメモリ確保する程度のよりネイティブな生成。 new の内部で呼ばれる他 Marshal.load などで initialize を避けつつインスタンスを生成する時に使われる)はいろいろと特別扱いをされているので(チケット参照)、関数をメソッドとして登録しておくのをやめて rb_classext_t のメンバに関数ポインタを持たせておいて直接呼ぶようにしています。 [ruby-dev:46121] [Feature #6993]