今日は内部で使っている pthread_condattr_t のリークの修正や Enumerable#zip, Array#zip のエラー処理の変更などがありました。
nobu:r36989 2012-09-20 00:42:26 +0900
Enumerable#zip と Array#zip で引数のオブジェクトの to_enum メソッドを呼んで外部イテレータ化(Enumerator 化)するまえに each メソッドが呼べない場合(respond_to?(:each) が偽の時)は to_ary で Array に変換してから呼ぶようにしています。 [ruby-dev:46145] [Bug #7038]
svn:r36990 2012-09-20 00:42:32 +0900
version.h の日付更新。
zzak:r36991 2012-09-20 07:07:44 +0900
標準ライブラリ csv の rdoc にサンプルコード等を追記しています。 [ruby-core:47218] [Bug #6880]
zzak:r36992 2012-09-20 07:17:16 +0900
拡張ライブラリ Ripper の rdoc のサンプルコードの出力例を変更しています。 def でメソッド定義するところに ";" があって余分な空の式が出力されているのを削っているのですが、どうやらこれ現在の trunk で実行した結果ではないようで :params の引数の数が違っていますね。 [ruby-core:47507] [Bug #6929]
zzak:r36993 2012-09-20 07:23:15 +0900
Complex の rdoc にサンプルコードを追加しています。
zzak:r36994 2012-09-20 10:32:08 +0900
標準ライブラリ find の Find.find の rdoc を修正しています……がこれは間違いですね。"." ではじまるディレクトリは除外すると仕様が上に書いてありますし、String#[0] で slice した文字列が ".." と一致することはないです。
usa:r36995 2012-09-20 10:59:52 +0900
昨日の r36987 で未使用のローカル変数の警告除去のためにローカル変数への代入を省いたところ、どうやらこれが GC されないようにする意図があったようなので戻して、後で stop_service を呼ぶようにすることで警告を回避しています。
nobu:r36996 2012-09-20 16:06:06 +0900
r36996 の ChangeLog に patch をあてるのに失敗したような余分な文字が入っていたのを削除しています。あと余分な行末の空白の除去など。
nobu:r36997 2012-09-20 16:14:54 +0900
r36994 の find の rdoc のサンプルコードの変更を revert しています。
naruse:r36998 2012-09-20 17:05:05 +0900
drb のテストで無限ループになりうるのを避けるために条件を追加しています。@there が nil になるとずっとループをまわり続けてしまいます。そうなる条件はよく調べていませんが。
naruse:r36999 2012-09-20 17:05:08 +0900
drb/ssl.rb で OpenSSL::SSL::SSLContext の SSLTmpDhCallback オプションのサポートを追加しています。拡張ライブラリ openssl が用意しているデフォルトの DH 鍵のかわりに指定した鍵を使えるようにしています。
kosaki:r37000 2012-09-20 23:15:46 +0900
thread_pthread.c で USE_MONOTONIC_COND というマクロ定数の条件に HAVE_PTHREAD_CONDATTR_INIT も追加して #if で括る範囲を pthread_contattr_init() の呼び出しも含めるように広げています。
kosaki:r37001 2012-09-20 23:16:02 +0900
thread_pthread.c で 一時的に利用している pthread_condattr_t を pthread_condattr_init() で初期化後に後始末をしていなかったので pthreadc_condattr_destroy() の呼び出しを追加しています。 [ruby-core:47619] [Bug #7041]
