ruby-trunk-changes r37277 - r37282

今日は set_trace_func のフックの扱いで SEGV する可能性があった不具合修正などがありました。

tadf:r37277 2012-10-21 18:41:25 +0900

ext/date/date_parse.c に TIGHT_PARSER というマクロを定義するとより厳しいパースをするような実装が追加されています。現状は TIGHT_PARSER は未定義なので実際には変更はないです。実際にはマクロ未定義の時のコードも BOS/EOS といったマクロを利用するようにリファクタリングされていますけど。

svn:r37278 2012-10-21 18:41:31 +0900

version.h の日付更新。

ktsj:r37279 2012-10-21 19:14:24 +0900

rb_vm_t の trace_flag というメンバが既に利用されていなかったので削除しています。

ktsj:r37280 2012-10-21 19:14:26 +0900

set_trace_func のテストで SEGV になることがあったのを修正しています。 set_trace_func で設定した event_hook は別の Thread で利用されているのに解放される可能性があったので rb_vm_t::trace_running というメンバを追加して、VM 全体の trace の実行状況を保持して別の Thread が利用している可能性があったら解放しないようにしています。 [ruby-dev:46141] [Bug #7032]

ktsj:r37281 2012-10-21 19:14:29 +0900

r37280 で追加した変数などに const を付加しています。

ktsj:r37282 2012-10-21 19:16:27 +0900

test/ruby/test_settracefunc.rb の行末の空白削除。