ruby-trunk-changes r40178 - r40190

今日は CGI.unescapeHTML の不具合修正やそのほかテストの修正などがありました。

naruse:r40178 2013-04-08 12:05:15 +0900

r40174 および r40175 の続きで Object#instance_variable_set でも同じく引数が Symbol でない時の to_str 呼び出しをまとめています。

svn:r40179 2013-04-08 12:05:21 +0900

version.h の日付更新。

naruse:r40180 2013-04-08 12:08:03 +0900

test/ruby/test_module.rb の未使用変数をちゃんと使うようにしたりメソッド呼び出しのかっこをつけて構文のあいまいさをなくすなどの警告抑制。

xibbar:r40181 2013-04-08 13:06:39 +0900

CGI.unescapeHTML で数値文字参照のときの16進数を表す x が大文字の時に認識していなかった不具合を修正しています。 [ruby-dev:47203] [Bug #8183]

nobu:r40182 2013-04-08 14:12:08 +0900

r40117 で追加した curses のテストで子プロセス終了後の pty からの読み込みで Linux で EIO が発生することがあったみたいで、子プロセスから '\0' を書き込んで、gets で '\0' まで明示的に終端文字を指定して読み込むようにしています。

yugui:r40183 2013-04-08 16:10:18 +0900

拡張ライブラリ ripper のコンパイルをソースツリー以外の場所でできるように id.c, id.h をソースディレクトリに生成するようにしたようなのですが、これでコンパイルエラーになるようになっていました。

nobu:r40184 2013-04-08 17:19:32 +0900

拡張ライブラリ win32ole で定義される WIN32OLE#method_missing に引数の数のチェックを追加しています。

yugui:r40185 2013-04-08 20:31:38 +0900

ext/depend に $(ENCOBJS) と $(TRANSOBJS) の依存するヘッダを追加しています。 どうもこれでビルドエラーを修正したっぽいのですが原因がよくわからなかったです。

nobu:r40186 2013-04-08 23:09:42 +0900

r40185 の追加で依存関係に書く "ruby/ruby.h" を "../ruby.h" に変更しています。

nobu:r40187 2013-04-08 23:56:01 +0900

そしてさらに r40185, r40186 の再修正で依存関係の "../ruby.h" を $(hdrdir)/ruby.h に変更しています。 nmake でビルドできるようにするためだそうです。

nobu:r40188 2013-04-08 23:57:29 +0900

r40174, r40175, r40178 などで class_variable_set, const_set, instance_variable_set などで Symbol 以外の引数の場合の変更した共通の処理部分を id_for_setter() という関数マクロに切り出すリファクタリング

nobu:r40189 2013-04-09 00:28:43 +0900

拡張ライブラリ socket の rsock_cmsg_type_arg() という関数で IPPROTO_IPV6 定数を利用する部分を #ifdef INET6 で括っていたのを直接 IPPROTO_IPV6 をチェックするように修正しています。

svn:r40190 2013-04-09 00:28:47 +0900

version.h の日付更新。