ruby-trunk-changes r40209 - r40215

今日も整数の乗算時のオーバフロー検出と対策などがありました。

akr:r40209 2013-04-10 06:37:04 +0900

r40208 の続きで整数の積のオーバフローのチェックをするマクロの int 版 MUL_OVERFLOW_INT_P() も追加して sprintf.c で利用するようにしています。

svn:r40210 2013-04-10 06:37:09 +0900

version.h の日付更新。

akr:r40211 2013-04-10 07:47:51 +0900

bignum.c の関数の末尾に rb_raise() による例外発生をまとめるようにするリファクタリング

kazu:r40212 2013-04-10 11:10:07 +0900

r40195 の ChangeLog のエントリのインデントの空白をタブにおきかえ、また typo 修正。

nobu:r40213 2013-04-10 11:38:29 +0900

parse.y で代入文のパースのルールで全く同じ操作をするルールがあったので新たに記号を追加してひとつにまとめています。

akr:r40214 2013-04-10 12:34:38 +0900

LONG_LONG を Bignum オブジェクトに変換する処理および BigDecimal の加算時にオーバフロー/アンダーフローを防ぐようにしているようです。

akr:r40215 2013-04-10 17:39:53 +0900

r40214 で BigDecimal の乗算のオーバフロー対策したコード部分でコンパイラがローカル変数の未初期化を検出してしまうようで(実際には goto で飛んだ先で使っていないので問題ないはずですが)、抑制するために代入文を追加しています。