ruby-trunk-changes r43061 - r43072

今日は GC の実行タイミングの調整パラメータの調整や環境変数で変更できるようにする変更がありました。

zzak:r43061 2013-09-27 01:07:10 +0900

Regexp.union の rdoc コメントに引数が Regexp でない時は to_regexp で変換されることを追記しています。 [ruby-core:53895] [Bug #8205]

nobu:r43065 2013-09-27 08:33:16 +0900

CahngeLog と README.EXT.ja の行末の空白除去。

nobu:r43066 2013-09-27 11:18:07 +0900

.gdbinit のコマンド rp で Symbol を表示する時に SYMBOL と ID を ":" で区切って表示するように修正しています。

ko1:r43067 2013-09-27 17:01:14 +0900

gc.c のメモリ確保による GC 実行の条件の修正です、多分。マクロの改名や不要な構造体メンバの削除など、詳細は diff を参照してください。このあたり複雑ですよねー。

ko1:r43068 2013-09-27 17:12:31 +0900

RGENGC_PRINT_TICK というマクロを非0 に定義すると RDTSC という IA32(x86) の命令を使って GC のマーク時間を計測してプロセス終了時に出力するようにしています。デバッグ用。

nobu:r43069 2013-09-27 17:14:10 +0900

r43067 のChangeLog エントリの行末の空白除去。

ko1:r43070 2013-09-27 17:20:19 +0900

r43067 の gc.c 変更で malloc_limit の計算時にコンパイラ警告除去のため明示的なキャストを追加しています。

ko1:r43071 2013-09-27 17:45:45 +0900

gc.c の GC_MALLOC_LIMIT を 8000000 に定義していたのを 8 * 1024 * 1024 として定義するように変更しています。

ko1:r43072 2013-09-27 18:36:48 +0900

GC のパラメータを変更できる環境変数RUBY_GC_MALLOC_LIMIT_MAX と RUBY_GC_MALLOC_LIMIT_GROWTH_FACTOR を追加しています。