ruby-trunk-changes r47260 - r47266

今日は benchmark ライブラリの時刻取得方法の効率化などがありました。

normal: r47260 2014-08-24 11:03:06 +0900

標準添付ライブラリ benchmark で時間をはかるのに Time.now による時刻ではなく Process.clock_gettime を利用するようにしています。 Time.now はシステムの時計の調整で歪む可能性がありますが、Process.clock_gettime の CLOCK_MONOTONIC もしくは CLOCK_REALTIME のどちらかを利用するようにしています。 チケットをみると精度の問題というより Time.now でオブジェクトが生成されるので速度や GC 圧力になることを避けるのが主目的みたいですね。 [ruby-core:64511] [Feature #10165]

svn: r47261 2014-08-24 11:03:17 +0900

version.h の日付更新。

normal: r47262 2014-08-24 11:10:28 +0900

r47260 の追加修正で benchmark で measure メソッドでも Time.now のかわりに Process.clock_gettime を使って時刻を取得するようにしています。 [ruby-core:64511] [Feature #10165]

hsbt: r47263 2014-08-24 11:44:34 +0900

test/ruby/test_rational.rb のコメントアウトされていた assertion やテストメソッドを削除しています。 ふーむ、これいらないのかなぁ。

hsbt: r47264 2014-08-24 11:47:59 +0900

test/ruby/test_rational.rb のインデント修正のみ。

hsbt: r47265 2014-08-24 12:45:03 +0900

test/ruby/test_complex.rb に Complex や Rational が組込みになる前のものと思われる条件分岐があったので削除しています。

hsbt: r47266 2014-08-24 16:16:25 +0900

古くからある標準添付ライブラリのいくつかにあったインスタンス変数 @RCS_ID を削除しています。 これは古えの VCS による置換マクロを利用したバージョン情報の埋め込みですね。