ruby-trunk-changes r48115 - r48124

今日は昨日の object_id などの再定義の時の警告を修正した時に入った不具合の修正などがありました。

nobu: r48115 2014-10-23 23:18:32 +0900

r48114 で追加した C API rb_hash_delete() のためのテストで、削除した値を返すようにしてそれもチェック対象にしています。

kazu: r48116 2014-10-23 23:30:56 +0900

r48078 の ChangeLog エントリの typo 修正。

nobu: r48117 2014-10-23 23:58:29 +0900

make update-unicode の並列ビルド時の競合をさけるための timestamp ファイルの作成を追加しています。 [ruby-core:65842] [Bug #10415]

nobu: r48118 2014-10-24 01:02:46 +0900

r48111 で object_id の再定義の時にメソッドがあるかどうか検査するのに rb_method_boundp() を使っていましたが、これは rb_method_entry() を使うのでキャッシュの影響を受けてしまって、再定義したメソッドが呼ばれなくなるようになっていたので、search_method() を直接呼ぶように修正しています。 [ruby-dev:48691] [Bug #10421]

svn: r48119 2014-10-24 01:02:58 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r48120 2014-10-24 01:23:46 +0900

r48118 の追加変更の部分のテストを追加しています。 [ruby-dev:48691] [Bug #10421]

nobu: r48122 2014-10-24 17:16:52 +0900

tool/make-snapshot で IO.popen や system の引数の文字列ではなく配列で与えることでシェルを介さない起動をするようにしています。また make prereq の実行時に RUNRUBY や NULLCMD などの make の変数をコマンドライン引数で渡すようにしています。 まあ、make-snapshot はリリース作業する環境とか snapshot パッケージを作る環境でしか使わないので、あまり環境依存の問題は踏まないんですけどね。

kazu: r48123 2014-10-24 20:43:50 +0900

r48080 の ChangeLog エントリの typo 修正。

kazu: r48124 2014-10-24 20:44:01 +0900

r47990 で SIGSEGV や SIGBUS などのシグナルハンドラ内でさらにシグナル受信した時に出力するメッセージを マクロ NOZ() を使って末尾のNUL文字を省くようにしたのについて、r47991 で writev(2) を利用するようにした時に writev(2) が利用できない時のほうで文字列長を strlen(3) で取得するようになっていたので修正しています。