ruby-trunk-changes r48463 - r48469

今日は昨日の変更の再修正、RubyGems の更新などがありました。

nobu: r48463 2014-11-17 03:17:24 +0900

r48462 の追加ファイルのコミット漏れを修正しています。 [ruby-core:64713] [Feature #10195]

svn: r48464 2014-11-17 03:17:45 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r48465 2014-11-17 04:11:37 +0900

String#count の rdoc 用コメントでバックスラッシュ '\' が処理時に消えてしまうのでエスケープのためにバックスラッシュを2重にしています。 [ruby-core:66321] [Bug #10518]

nobu: r48466 2014-11-17 06:13:10 +0900

Method#to_proc で作られた Proc オブジェクトの binding の binding#local_variable_{set,get} などのメソッドがうまく機能するように binding 取得時に iseq をメソッド定義の iseq から取得するようにしています。

nobu: r48467 2014-11-17 12:42:49 +0900

標準添付ライブラリ timeout で例外のかわりに catch-throw を使うようにした時にタグとして使う例外オブジェクトを freeze して使っていましたが、freeze はやめています。 Fiber と一緒に使った時に別の Thread でこの例外オブジェクトが raise される可能性があり、その場合 throw にすりかえる実装が働かずに backtrace の設定に進んでしまう可能性があるのためとのこと。あと r48460 で UncaughtThrowError を使って throw を全て捕捉していましたが、その時タイムアウトとして例外発生させてしまっていたので、この例外は無視するように修正しています。

hsbt: r48468 2014-11-17 12:55:02 +0900

RubyGems を 2.4.3 から 2.4.4 に更新しています。不要なローカル変数の削除やコネクションの後始末のコードのリファクタリングなど細かい変更みたいです。

suke: r48469 2014-11-17 20:18:54 +0900

拡張ライブラリ win32ole の WIN32OLE_EVENT を struct RData から struct RTypedData を利用するように変更しています。