ruby-trunk-changes r49213 - r49226

今日は Refinements の不具合修正、rdoc の不具合修正などがありました。

akr: r49213 2015-01-12 00:58:40 +0900

拡張ライブラリ pty の IO#raw! の rdoc 用コメントに説明とサンプルコードを追記しています。またテストも追加しています。 pty のテストは test/io/console にあるんですね。

svn: r49214 2015-01-12 00:58:52 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r49215 2015-01-12 08:48:10 +0900

Array#bsearch の引数エラー時の例外メッセージへのクラス名の埋め込みに PRIsVALUE を使うようにしてエンコーディングを保持するようにしています。

nobu: r49216 2015-01-12 10:25:26 +0900

Array#bsearch の実装のリファクタリング。 satisfied を VALUE 型にしてただのフラグでなく実際に候補の値を保持するようにして最後にあらためて配列アクセスしないようにしています。

hsbt: r49217 2015-01-12 13:33:57 +0900

Array#each の rdoc 用コメントに戻り値について追記しています。 [ruby-core:66063] [misc #10469]

hsbt: r49218 2015-01-12 13:37:12 +0900

標準添付ライブラリ optparse の rdoc 用コメントに追記しています。 [ruby-core:66901] [misc #10608]

hsbt: r49219 2015-01-12 13:50:55 +0900

拡張ライブラリ bigdecimal の rdoc 用コメントの細かな修正です。 [ruby-core:66730] [Bug #10576]

hsbt: r49220 2015-01-12 13:53:23 +0900

Math.atan2 の rdoc 用コメントの変更です。あー、しかしわかるひとにとってはさくっと arc tangent って書かれてたほうがわかりやすいと思うのでおきかえじゃなくて追記のほうがいいような気も。 [ruby-core:65400] [Feature #10323]

nobu: r49221 2015-01-12 16:45:49 +0900

Refinement で追加しているメソッド m1 と m2 があって、m1 から m2 への alias を Module#refine のブロック外で行うと SEGV するという不具合を修正しています。 うーん、こういうのまだまだありそうですね。 [ruby-core:67523] [Bug #10731]

nobu: r49222 2015-01-12 17:18:10 +0900

と、思ったら Refinements を考慮して undefined method を判定するマクロ UNDEFINED_REFINED_METHOD_P() というのを追加してこれまでの修正をこれを利用するようにおきかえています。 r49182、r49184 および r49221 の修正への追加修正ですね。

nobu: r49223 2015-01-12 18:01:28 +0900

ソースコード内に "\r" が改行コード "\r\n" 以外に単独で存在すると rdoc が無限ループに陥る不具合を修正しています。 [ruby-dev:48813] [Bug #10732]

normal: r49224 2015-01-12 18:56:14 +0900

ビット演算時の coerce でのエラーメッセージで変換先のクラス名が間違っている不具合を修正しています。 [ruby-core:67405] [Bug #10711]

usa: r49225 2015-01-12 23:09:13 +0900

r49224 で追加したテストでチェックしているエラーメッセージのまちがいを修正しています。

usa: r49226 2015-01-12 23:22:28 +0900

gems/bundled_gems の test-unit のバージョンを 3.0.8 から 3.0.9 に更新しています。