ruby-trunk-changes r50388 - r50395

今日は UTF-8 の codepoint 上限の修正などがありました。

nobu: r50388 2015-04-26 05:16:04 +0900

r50386 の ChangeLog に記載した ticket 番号が2つ重複していたのを1つ修正しています。 なるほど、これ2つ関連チケットがあったんですね。

svn: r50389 2015-04-26 05:16:22 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r50390 2015-04-26 07:19:17 +0900

vm_trace.c で TracePoint.new メソッドの undef を行っていたのを削除しています。 TracePoint.new は再定義されているので undef する必要はなかったため。

nobu: r50391 2015-04-26 07:19:46 +0900

vm_trace.c のインデントの修正のみ。

nobu: r50392 2015-04-26 07:36:52 +0900

UTF-8エンコーディングで受け付ける codepoint の最大値を 0x0010ffff までに修正しています。UTF-8 は 31bit の codepoint で 6バイト文字まで表現できるように定義されていたそうですが、数年前から 4 バイト文字までに収めるように定義が変更されていたそうです。へー。 [ruby-core:68982] [Feature #11094]

nobu: r50393 2015-04-26 08:45:02 +0900

vm_trace.c の symbol2event_flag() で変数 id が関数内 static 変数として定義されていたのを単なるローカル変数に変更しています。

nobu: r50394 2015-04-26 08:55:34 +0900

vm_trace.c の symbol2event_flag() で 関数内で C() という関数マクロを定義して記述をそろえていたのに a_call と a_return イベントのぶんだけ展開した状態で記述されていたのを C() を利用するようにリファクタリングされています。

nobu: r50395 2015-04-26 09:16:38 +0900

gc.c の gc_event_hook_body() の引数に rb_thread_t *th を追加して関数内で GET_THREAD() でカレントスレッドを取得していたのを呼び元で取得して渡すように修正しています。