ruby-trunk-changes r50653 - r50661

今日はいろいろな拡張ライブラリで TypedData 型のオブジェクトの確保時のメモリ確保順の修正がありました。

nobu: r50653 2015-05-28 06:56:04 +0900

拡張ライブラリ tk のサンプルのメッセージの typo 修正。 https://github.com/ruby/ruby/pull/916

svn: r50654 2015-05-28 06:56:51 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r50656 2015-05-28 14:53:05 +0900

拡張ライブラリ tk で TclTkLib.split_tklist の戻り値が Array であることをチェックするようにしています。

nobu: r50657 2015-05-28 15:44:43 +0900

r50656 の続き。拡張ライブラリ tk で他にもオブジェクトのタイプをチェックせずに触っているところを修正しています。

nobu: r50658 2015-05-28 15:45:55 +0900

拡張ライブラリ tk でも TypedData のオブジェクトで wrap する構造体のメモリを先に確保していてオブジェクトの確保時の例外でメモリリークする可能性があったのを、TypedData_Make_Struct() を使うようにして修正しています。

nobu: r50659 2015-05-28 15:46:17 +0900

拡張ライブラリ win32ole でも先にオブジェクトを確保してからポインタに st_init_numtable() で生成した st_table を格納するようにして潜在的メモリリークを修正しています。

nobu: r50660 2015-05-28 16:17:42 +0900

拡張ライブラリ json でも TypedData_Make_Struct() を利用して、オブジェクト→中の構造体の順にメモリ確保するようにして潜在的メモリリークを修正しています。

nobu: r50661 2015-05-28 16:17:55 +0900

拡張ライブラリ json の ext/json/generator でも TypedData_Make_Struct() を利用してオブジェクトの確保と wrap している構造体のメモリ確保順をいれかえて潜在的メモリリークを修正しています。