ruby-trunk-changes r50925 - r50939

今日は $SAFE = 3 の廃止の他、標準添付ライブラリ csv の機能拡張がありました。

nobu: r50925 2015-06-17 09:12:30 +0900

標準添付ライブラリ mkmf で try_func と try_var でチェックのために生成する C のソースコードで未使用の変数の警告が出るのを除去しています。

svn: r50926 2015-06-17 09:13:05 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r50927 2015-06-17 09:46:30 +0900

標準添付ライブラリ mkmf の try_func でチェックのために生成する C コードもうひとつ警告除去のため関数の宣言を追加しています。

nobu: r50928 2015-06-17 09:50:15 +0900

標準添付ライブラリ rdoc の rdoc/servlet.rb で JSON.dump を利用するため require "json" しておくようにしています。

hsbt: r50929 2015-06-17 10:58:34 +0900

標準添付ライブラリ csvCSV::Row#field に Range オブジェクトを渡すことができるように拡張しています。 [ruby-dev:49091] [Feature #11267]

hsbt: r50931 2015-06-17 12:13:42 +0900

r50929 の ChangeLog エントリにパッチ提供者の名前を追記しています。

hsbt: r50932 2015-06-17 14:29:51 +0900

"$SAFE = 3" のチェックを廃止しています。 2.1 で "$SAFE = 4" が廃止されましたが、次は "$SAFE = 3" も消されるようです。

usa: r50933 2015-06-17 15:17:21 +0900

r50932 の続きで $SAFE への代入で 3 を代入した時の警告も削除しています。

usa: r50934 2015-06-17 15:25:05 +0900

r50933 の ChangeLog エントリの typo 修正。

nobu: r50935 2015-06-17 16:21:41 +0900

util.c の ruby_scan_digits() に文字列の最後が数字だった時に1文字長く retlen に返してしまっていた不具合を修正しています。直接影響を受けそうなのは ruby_strtoul()/STRTOUL() に endp を渡していた時で、ざっとみると pack/unpack と socket で使っている箇所があるくらいですね。

akr: r50936 2015-06-17 20:24:00 +0900

拡張ライブラリ rbconfig/sizeof に __float80 という型のチェックも追加しています。

nobu: r50937 2015-06-17 20:59:27 +0900

common.mk に enc.mk の依存関係に fake を追加しています。 cross compile 時に必要だったとのこと。 [ruby-dev:49098] [Bug #11272]

nobu: r50938 2015-06-17 21:11:53 +0900

bignum.c の C API rb_cstr_to_inum() に rdoc 用コメントを追加しています。Ruby の整数リテラルとして解釈してくれる関数です。

kazu: r50939 2015-06-17 21:52:44 +0900

r50931 の ChangeLog エントリの typo 修正。