ruby-trunk-changes r53914 - r53940

今日も casefold.h の生成スクリプトの変更や、例外のバックトレース文字列生成の関数群のリファクタリングなどがありましたが、表に見える挙動の変化はなかったようです。

akr: r53914 2016-02-24 21:30:20 +0900

0〜指定の最大値までの一様乱数を返す limited_rand() で long が 32bit 以下で limit の上限が小さい場合の最適化されたコードをプリプロセッサの分岐で利用するようにしています。

duerst: r53915 2016-02-24 22:32:01 +0900

r53906 で casefold.h に生成するようにした titlecase のインデックスを利用するようにしています。ついでにマクロ定義を enc/unicode.c から include/ruby/oniguruma.h に移動したりしています。

svn: r53916 2016-02-24 22:32:02 +0900

r53915 の空白除去。

nobu: r53917 2016-02-25 13:42:16 +0900

eval_error.c の error_pos()、error_print()、error_handle() などの関数で警告メッセージの作成時に適当に要素の間にコロンをはさむようにしたり、逆に削るようにしたりしています。
コミットログの colon が 1つ clone になっちゃってますね。

svn: r53918 2016-02-25 13:42:17 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r53919 2016-02-25 16:22:01 +0900

eval_error.c の error_print() で例外情報のバックトレースの有無によらず error_pos() を使ってファイル上の位置を文字列化するようにしています。

usa: r53928 2016-02-25 18:54:11 +0900

r53391 で非ASCII文字を含むディレクトリの spawn などのオプションでの利用のテストが locale encoding が UTF-8 の場合に限定されてましたが、Windows も対象にしています。

duerst: r53930 2016-02-25 19:04:59 +0900

enc/unicode/case-folding.rb の --debug オプションが有効になっている時に CaseMapping にもデバッグフラグを伝播させるようにしています。今のところ格納してるだけで実際に挙動は変わらないみたいですが。

nobu: r53939 2016-02-25 21:36:24 +0900

eval_error.c の warn_printf() という関数を削除して rb_sprintf() + warn_print_str() を使うようにしています。また error_pos() からファイルポジションを含むメッセージの文字列だけ作る関数 error_pos_str() を切り出して出力部分と分離しています。

nobu: r53940 2016-02-25 21:36:25 +0900

eval_error.c の error_print() のローカル変数宣言に const 修飾子を追加。