ruby-trunk-changes r55514 - r55522

naruse: r55514 2016-06-28 03:30:12 +0900

enc/unicode/casemap.h を生成するのに gperf 3.0.3 を利用するようにしています。コミットログでは 3.0.4 を使うとありますが差分のコメントをみると 3.0.3 を使って生成したみたいです。 __GNUC_GNU_INLINE__ マクロの利用をしないようになってるようですね。

naruse: r55515 2016-06-28 03:30:12 +0900

insns.def の + メソッドの最適化命令 opt_plus で最下位ビットを落とすのに "& (~1)" を使っていたのを単に -1 するようにしています。 x86 アーキテクチャでこのほうが高速な命令にできるそうです。

svn: r55516 2016-06-28 03:30:16 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r55517 2016-06-28 09:56:31 +0900

Module#=== の rdoc 用コメントの typo 修正。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1393

naruse: r55518 2016-06-28 13:38:32 +0900

r55514 の enc/unicode/casemap.h 生成の gperf 変更を revert しています。コミットミスだったみたい。

nobu: r55519 2016-06-28 15:19:58 +0900

標準添付ライブラリ net/http の Net::HTTP#proxy? で if ... else ... 文を使っていたところを条件演算子を利用するようにしています。 if の前に !! をつけて真偽値化していたのが ruby-mode.el でうまく解釈できなかったのを回避するためだそうです。

nobu: r55520 2016-06-28 15:20:20 +0900

標準添付ライブラリ net/http の Net::HTTP#proxy_uriインスタンス変数 @proxy_uri キャッシュしてましたが、find_proxy が nil を返した時は結局毎回 find_proxy してしまっていたので、false を格納して再検索しないようにしています。

nobu: r55521 2016-06-28 15:56:50 +0900

test/ruby/enc/test_case_comprehensive.rb の Unicode 用のデータファイルの存在に依存しているテストを、データファイルがダウンロードされてなかったらskip するようにしています。 [ruby-core:76160] [Bug #12433]

nobu: r55522 2016-06-28 16:04:13 +0900

test/ruby/enc/test_case_comprehensive.rb で CaseTest というクラスを定義していたのを、TestComprehensiveCaseFold の中で定義してグローバル名前空間を使わないようにしています。また Struct を使って定義するようにしています。