ruby-trunk-changes r57106 - r57110

今日は Kernel#sprintf で精度を引数で指定した時に SEGV する可能性があった不具合の修正などがありました。

naruse: r57106 2016-12-18 01:10:56 +0900

test_push_over_ary_max という Array#push でサイズ上限を超えた時のテストでタイムアウト値をのばしています。 RubyCI の mswin 環境向けみたいです。

svn: r57107 2016-12-18 01:10:57 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r57108 2016-12-18 03:04:30 +0900

Kernel#sprintf の精度を引数で指定した時に width が 0以下の時に不正メモリアクセスする可能性があったのを修正しています。 mruby の issue を参考にして修正したみたいですね。 https://github.com/mruby/mruby/issues/3347

naruse: r57109 2016-12-18 20:28:01 +0900

Method オブジェクトや Proc オブジェクトについてのテストで子プロセスの終了待ちのタイムアウトを 1sec -> 5sec に伸ばしています。

nobu: r57110 2016-12-18 20:43:51 +0900

re.c の match_backref_number() で onig_name_to_backref_number() を呼ぶために引数に明示的なキャストをして呼び出していましたが、同じことをする name_to_backref_number() という static 関数があったのでそれを呼ぶようにしています。