ruby-trunk-changes r59172 - r59180

今日は VM の内部の構造体の変更などがありました。

nobu: r59172 2017-06-26 09:59:24 +0900

iseq_compile_each0() で debugs() に渡すフォーマット文字列に PRIsVALUE を渡していましたが、これは PRIsVALUE をサポートしていなかったので %s に修正しています。ということはあとで nobu がサポートするように修正しそうな予感。

svn: r59173 2017-06-26 09:59:25 +0900

version.h の日付更新。

ko1: r59174 2017-06-26 14:30:07 +0900

cont.c の rb_thread_t の状態の save/restore 時に rb_thread_t::status はコピーするのではなくて VM_ASSERT() で THREAD_RUNNABLE であることをチェックするようにしています。

ko1: r59175 2017-06-26 14:36:10 +0900

cont.c の enum fiber_status の定数に FIBER_ という prefix を追加しています。

ko1: r59176 2017-06-26 16:46:11 +0900

cont.c の cont_restore_thread() で rb_thread_t の状態を復帰させる時に rb_execution_context_t の内容は構造体まるごと代入でコピーするように変更しています。

ko1: r59177 2017-06-26 16:56:44 +0900

rb_thread_t から tag, protect_tag, safe_level, raised_flag を rb_execution_context_t の中に移動しています。これらも cont_restore_thread() でまとめてコピーされるようにするためみたいです。

nobu: r59178 2017-06-26 18:40:39 +0900

parse.y で parse error の時にエラーになったトークンの末尾をエラー箇所として示していたのを、最後のトークン全体を示せるようにしています。

nobu: r59179 2017-06-26 19:31:34 +0900

parse.y で二項演算子っぽいメソッド呼び出しの parse 時に行番号を receiver の位置にそろえるように fixpos() の呼び出しを追加しています。

naruse: r59180 2017-06-26 19:37:13 +0900

doc/maintainers.rdoc に記載されている lib/webrick.rb のメンテナの情報を削除して _unmaintained_ にしています。