ruby-trunk-changes r59794 - r59821

今日は make lcov というターゲットでカバレッジの可視化できるようにする変更や bundler のテストの修正などがありました。

mame: r59794 2017-09-09 22:09:21 +0900

make lcov というターゲットで LCOV というカバレッジの可視化ツールを使って HTML を吐き出せるようにしています。 gcov の中間形式から出力できるようです。

mame: r59801 2017-09-10 00:12:10 +0900

r57384 で SecureRandom の乱数源を OpenSSL の実装より /dev/urandom のほうを優先するようにした変更で openssl が使えない環境での SecureRandom のテストが不要になっていたので削って、かわりに SecureRandom.gen_random_openssl のテストを追加しています。

svn: r59802 2017-09-10 00:12:11 +0900

version.h の日付更新。

mame: r59803 2017-09-10 00:19:19 +0900

Random.urandom の rdoc 用コメントに戻り値が nil になり得ることを追記しています。

nobu: r59804 2017-09-10 07:08:01 +0900

r57384 と同様に make yes-test-bundler のルールで環境変数 GEM_HOME や BUNDLE_RUBY、BUNDLE_GEM を指定していたのを tool/runruby.rb の中で常に設定するように移動しています。

hsbt: r59810 2017-09-10 12:21:58 +0900

r59804 の続き? make yes-test-bundler のルールで BUNDLER_SPECS を srcdir を含むフルパスで指定してたのを -C オプションで srcdir に移動して実行するようにしたので相対パスで指定するようにしています。一部のテストだけ実行する時に BUNDLER_SPECS に srcdir からの相対パスで指定できるように、という意味もあったわけですね。

nobu: r59821 2017-09-10 20:52:56 +0900

bundler のテストで ruby 本体でのテスト時にテスト用に生成するスクリプトshebang に BUNDLE_RUBY 環境変数の値を使うようにしています。 /usr/bin/env を使った方法がうまく動かない環境があったみたいです。