ruby-trunk-changes r59968 - r59974

今日は -00 オプションによる paragraph mode の不具合修正や標準添付ライブラリ monitor の MonitorMixin の新規メソッド追加などがありました。

nobu: r59968 2017-09-20 08:09:10 +0900

process.c のインデント修正。

svn: r59969 2017-09-20 08:09:11 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r59970 2017-09-20 09:53:47 +0900

ruby のオプション -0 に 0 を渡して paragraph mode にした時に3つ以上の改行でも改行2つだけ gets で返すようにする修正。 r59308 の時に入力全体の末尾の時のテストは追加していたけど、途中に3つ以上の改行があった時に対応できてなかったみたいですね。 [ruby-core:81987] [Bug #13736]

shugo: r59971 2017-09-20 10:40:53 +0900

標準添付ライブラリ monitor の MonitorMixin に mon_locked? と mon_owned? という、ロック済みかどうかと、ロックを取得しているのが自分かどうかをテストするメソッドを追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1699

nobu: r59972 2017-09-20 11:32:55 +0900

r59972 の ripper の Ripper.lex_state_name で lexer の状態を取れるようにして inspect の結果に埋め込む変更の再修正。 Array を継承した Ripper::Lexer::Elem::List で変数に自分自身の要素を splat して代入していなかったので代入を追加しています。

sonots: r59973 2017-09-20 14:01:09 +0900

ruby --help で表示されるヘルプメッセージに --dump オプションの説明を追加しています。 [ruby-core:82519] [Feature #13849]

nobu: r59974 2017-09-20 17:38:52 +0900

parse.y の parser_yylex() で lexer の状態遷移の条件分岐も行なっていたのを、parser_string_term(), parser_parse_string(), parser_here_document() などのそこから呼び出している関数内で状態のセットも行うようにするリファクタリング