ruby-trunk-changes r63437 - r63444

今日は主に Solaris 上の gcc での ビルド修正などがありました。

ngoto: r63437 2018-05-15 23:31:47 +0900

Thread#join の timeout 引数にいろいろな大きい数値を渡すテストが Solarisデッドロック? してしまうみたいなので、1つのテストメソッド内でループして数値ごとにテストしていたのを、数値ごとにテストメソッドの定義をわけるようにしています。どれがひっかかっているのか調査のため。 [ruby-core:87045] [Bug #14761]

ngoto: r63438 2018-05-16 05:48:23 +0900

configure で Solaris 上の gcc の時に _XOPEN_SOURCE マクロをつける時には -std=gnu99 オプションも追加するようにしています。

svn: r63439 2018-05-16 05:48:24 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r63440 2018-05-16 10:31:28 +0900

標準添付ライブラリ fileutils の OS/2 emx 用の rename_cannot_overwrite_file? というメソッドとそれを呼び出している特別処理のコードを削除しています。すでにサポート停止しているので。

nobu: r63441 2018-05-16 10:40:44 +0900

compile.c と iseq.c で iseq->body の参照が頻繁にあるのでローカル変数に格納しておいてそれを参照するようにリファクタリングしています。

ngoto: r63442 2018-05-16 12:57:50 +0900

r63438 の configure.ac の変更を revert しています。

ngoto: r63443 2018-05-16 13:11:20 +0900

r63438 のリトライ。configure で Solaris 向けの _XOPEN_SOURCE マクロと -std=gnu99 オプションの追加を行うタイミングを前のほうに移動しています。他の関数の存在チェックなどに影響するためみたいです。

ngoto: r63444 2018-05-16 20:06:30 +0900

r63443 のさらに再修正。 configure.ac で Solaris で _XOPEN_SOURCE のマクロをつけるチェックの位置は元に戻して、-std=c99 のチェックだけ前のほうに残しています。GCC 以外のコンパイラのサポートのためらしいです。