ruby-trunk-changes r64522 - r64526

今日は主に MinGW でのテストの対応などがありました。

normal: r64522 2018-08-24 04:13:01 +0900

NEWS ファイルに timer thread を POSIX timer を使った実装で(それが使える環境では)廃止した件と waitpid を SIGCHLD の独自処理により再実装した変更について追記しています。基本的には ruby レベルでの変化はないはずですが、デバッガや tracing などのツールを開発している人にとっては影響があるかもしれないため。 [Bug #14867] [ruby-core:88199] [Misc #14937]

svn: r64523 2018-08-24 04:13:02 +0900

version.h の日付更新。

normal: r64524 2018-08-24 04:49:35 +0900

thread_pthread.c の ubf_timer_destroy() で getpid() を呼び出して fork した子プロセスではないことを確認してたのが冗長だったので削っています。

k0kubun: r64525 2018-08-24 08:50:48 +0900

r64365 や r64369 で readline のテストを Appveyor 上の MinGW でスキップするようにしていましたが、Appveyor に特有の問題ではなかったようで MinGW だったら skip するように変更しています。また Windows で open しているファイルが削除できないためにテストがこけるのを避けるための対処を追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1941

k0kubun: r64526 2018-08-24 19:25:51 +0900

拡張ライブラリ readline の extconf.rb で Windows 環境ではいくつかの変数の have_var でのチェックをスキップしていたのを mingw ではスキップせず利用可能なら使うようにしています。これも MinGW のテスト対策っぽいです。 [ruby-core:88619] [Bug #15020]