ruby-trunk-changes r65000 - r65030

今日は mswin 版の MJIT のサポートのための修正や Time のタイムゾーンの処理の修正などがありました。

k0kubun: r65000 2018-10-12 00:01:56 +0900

r64947 の MJIT の mswin 用の precompiled header をインストール先に link を貼るのをリトライ。tool/rbinstall.rb でも .pch と .obj をインストールするようにしています。

svn: r65001 2018-10-12 00:02:00 +0900

version.h の日付更新。

k0kubun: r65003 2018-10-12 01:28:04 +0900

r65000 の続きで mswin 版での MJIT のための precompiled header と一緒に .pdb という拡張子のファイルもインストールするようにしています。

naruse: r65004 2018-10-12 08:21:11 +0900

appveyor.yml で環境変数 VS および VS*COMNTOOLS などを表示させるようにしています。

naruse: r65005 2018-10-12 08:23:16 +0900

r65004 のやりなおし。個別の環境変数を表示するのではなくて無引数の SET で全環境変数を表示させるようにしています。デバッグ用かな。

naruse: r65006 2018-10-12 08:55:43 +0900

addr2line.c で ELF 形式ファイルの .debug_info/.debug_abbrev/.debug_str などのセクションの情報も読み込んでダンプするようにしています。

naruse: r65007 2018-10-12 08:55:44 +0900

r65006 の続きで .debug_info セクションから読み取った情報を単に dump せずソースコード行の情報にして表示するようにしています。たぶんこの実装のためにまず dump してみたってことだろうな。

naruse: r65008 2018-10-12 08:55:44 +0900

さらに続きで Dwarf 形式の対応するレコードのタイプを増やしています。

naruse: r65009 2018-10-12 08:55:45 +0900

r65008 の対応の追加修正。 read_uleb128() などは引数に与えるものが違ってたので修正しています。

naruse: r65010 2018-10-12 08:55:45 +0900

addr2line.c の fill_lines() で dlsym() と dladdr() でシンボル情報取得後に dlopen() した handle を dlclose() で閉じておくようにしています。 r65006 で分岐内の dlclose() を消した時に閉じ漏れていたようです。

naruse: r65011 2018-10-12 08:55:46 +0900

addr2line.c の next_line() で line_info_t の構造体のメモリ解放漏れがあったのを修正。

naruse: r65012 2018-10-12 08:55:47 +0900

addr2line.c で .debug_xxx のセクションが圧縮されていた場合にも対応するようにしているようです。

naruse: r65013 2018-10-12 08:55:47 +0900

r65006 からの一連の addr2line.c の debug セクションの情報の利用を FreeBSD に対応しているそうです。

naruse: r65014 2018-10-12 08:58:20 +0900

r65006 からの debug セクション利用の変更は誤ってコミットされたということで revert されています。ガーソ。

svn: r65015 2018-10-12 08:58:21 +0900

r65014 のインデントタブを空白に展開。

naruse: r65016 2018-10-12 08:59:09 +0900

appveyor.yml の build matrix で VC のバージョン毎に image タグ(?)で VM イメージの指定をしています。

naruse: r65017 2018-10-12 09:09:19 +0900

appveyor.yml で VS140COMNTOOLS という環境変数を明示的に定義しておくようにしています。

naruse: r65018 2018-10-12 09:20:14 +0900

appveyor.yml でデバッグ用に dir コマンドで C:\Program Files (x86) の配下のファイル一覧を出すようにしています。

naruse: r65019 2018-10-12 09:25:41 +0900

r65018 でパス名をクオートする必要があったようなので追加。

naruse: r65020 2018-10-12 09:31:24 +0900

r65018 および r65019 の dir の引数でバックスラッシュのエスケープが不要だったので削除。

naruse: r65021 2018-10-12 09:45:07 +0900

r65016 の appveyor.yml での VM イメージの指定は image タグではだめだったみたいで、APPVEYOR_BUILD_WORKER_IMAGE というのを使うようにしています。

naruse: r65022 2018-10-12 10:21:45 +0900

r65005 や r65018-r65020 あたりで追加した appveyor.yml のデバッグ用の出力や環境変数設定を削除しています。

nobu: r65023 2018-10-12 11:22:55 +0900

r64507 での rb_ast_t から GC の mark 用の配列 mark_ary を struct node_buffer_struct に移動した時に RGenGC 用の write barrier が漏れてたということで RB_OBJ_WRITTEN() の利用を追加しています。

nobu: r65024 2018-10-12 11:25:37 +0900

time.c の time_add() で第1引数の構造体 struct time_object のポインタを上書きしてて引数で受け取る意味がなかったので、引数の VALUE torig の Time オブジェクトから取り出した struct time_object に tzmode をコピーするように修正しています。

nobu: r65025 2018-10-12 11:25:38 +0900

Time のタイムゾーン情報が保持されるようにしている処理の修正らしいのですが、うーんよくわからない。

nobu: r65026 2018-10-12 11:49:39 +0900

r65025 の続きっぽいですが Time.utc で Time オブジェクトの zone を "UTC" で初期化するように修正しています。たぶん r65025 で gmtimew() での初期化をコメントアウトしてるのでその影響の修正だと思います。

suke: r65027 2018-10-12 12:55:21 +0900

標準添付ライブラリ win32ole のテストで "Microsoft Internet Controls" というアプリ(?)を使ったテストは削除して、かわりに ADODB を使ったテストを追加しています。

svn: r65028 2018-10-12 12:55:22 +0900

r65027 の新規追加ファイルの svn property 設定。

naruse: r65029 2018-10-12 17:45:05 +0900

appveyor.yml の fast_finish という設定項目を削除しています。

k0kubun: r65030 2018-10-12 18:19:49 +0900

rubyspec の WIN32OLE のテストで sleep を入れただけだとまだ不安定だったところを、さらに exponential backoff で徐々に待ち時間を伸ばしながら待つようにしています。