ruby-trunk-changes r65139 - r65154

今日は主に拡張ライブラリ openssl の更新や .travis.yml の build matrix にコンパイラによる pedantic チェック用のビルドの追加などがありました。

rhe: r65139 2018-10-18 09:24:49 +0900

拡張ライブラリ openssl に upstream からバージョン 2.1.2 をマージしています。昨日安定版でリリースした OlenSSL::X509 の不具合修正などが含まれています。

usa: r65140 2018-10-18 09:54:32 +0900

tool/merger.rb に tag サブコマンドの実行後に GitHub に tag を同期させるようにとメッセージを出していましたが、今は svn からの同期のフックで行なわれているのでこのメッセージを削除しています。

nobu: r65141 2018-10-18 09:55:05 +0900

拡張ライブラリ zlib の gemspec ファイルで zlib.c ファイルを読んで RUBY_ZLIB_VERSION マクロの定義からバージョンを得るようにしています。また RUBY_ZLIB_VERSION が古いままだったので追随させて 1.0.0 にしています。gemspec でファイルを読むの大丈夫かなぁ。

nobu: r65142 2018-10-18 10:10:56 +0900

.travis.yml で before_install 項目をトップレベルに書いてたのを各 build matrix 内に移動しています。

shyouhei: r65143 2018-10-18 10:34:45 +0900

.travis.yml の osx のビルド時の環境変数 CONFIG_FLAG の設定のオプション --disable-install-docs を --disable-install-doc に修正。

nobu: r65144 2018-10-18 10:52:50 +0900

.travis.yml で rubyspec の pull request をチェックするのをやめています? ちょっとよくわからなかった。

shyouhei: r65145 2018-10-18 10:56:30 +0900

.travis.yml の build matrix で linuxgccgcc-8 とで before_install の内容を YAML の alias? で共有させてたのをやめて、env の項目に個別に書くようにしています。osx でも -j オプションを指定する環境変数 JOBS 指定は env を使うように移動しています。

shyouhei: r65146 2018-10-18 11:22:26 +0900

.travis.yml の JOBS の指定に sysctl コマンドを使う指定でエスケープが漏れてたのでエスケープされたクオートを追加しています。

nobu: r65147 2018-10-18 11:32:25 +0900

.travis.yml の build matrix の 2.3 での rubyspec のチェックのところに空っぽの addons.apt.packages を追加しています。はて、なんでだろう。

shyouhei: r65148 2018-10-18 14:51:29 +0900

rb_raw_obj_info() に imemo_type の imemo_ast と imemo_parser_strterm の対応を追加しています。

svn: r65149 2018-10-18 14:51:35 +0900

r65148 のインデントのタブを空白に展開。

nobu: r65150 2018-10-18 15:36:30 +0900

tool/make-snapshot で tar アーカイブを作るのに tar コマンドに依存せずに rubygems の Gem::Package::TarWriter を利用するようにしています。おお。

shyouhei: r65151 2018-10-18 17:33:52 +0900

.travis.yml の build matrix に pedanticism という名前で Linux 上で clang の -ansi -Werror=pedantic -pedantic-errors -std=iso9899:1990 などのオプションを使って、警告もエラーにするオプションを追加してビルドするやつを追加しています。 allow_failures の対象にしているのでエラーでも許すようにしています。

shyouhei: r65152 2018-10-18 17:39:15 +0900

r65151 を revert しています。他のテストが(多分 configure コマンドのところの変更で?)壊れたとのこと。

shyouhei: r65153 2018-10-18 17:58:18 +0900

r65151 のリトライ。 .travis.yml の build matrix に pedanticism というコンパイラのチェックを厳しくしたやつを追加しています。今度は環境変数 CONFIG_FLAG のかわりに CONFIG_FLAG_ARRAY というのを使って configure への引数を与えるようにしています。

shyouhei: r65154 2018-10-18 18:21:05 +0900

r65153 の pedantic なオプションでのビルドの対応だと思いますが configure で -std=gnu99 を設定するのは既に -std フラグが設定されていない時だけにするように修正しています。