ruby-trunk-changes 2019-06-29

今日もテストの警告などの修正や String#grapheme_clusters が UTF-16UTF-32 でうまく動かないという不具合の修正などがありました。

[c718f56ed9] aycabta 2019-06-28 13:25:35 UTC

24c4e6dec109e105c13bd4c1b7f7cd51e534a3c3, d6bcf367936e92b8662dce969bc6b48ae2112d45, 2fd03fd7e651d5f0bf78e315eafdde5468c1de53 あたりの irb の auto indent での行継続対応を revert しています。

[d233f9175c] Nobuyoshi Nakada 2019-06-28 14:17:19 UTC

Thread#kill, #exit, #terminate (全部同じメソッドの別名)の rdoc 用コメントの call-seq の戻り値の修正と記述の英文修正。 r11000 の再適用だそうです。 _why のパッチだ。

[2bb217bfb7] Nobuyoshi Nakada 2019-06-28 09:31:42 UTC

テストの未使用変数の除去続き。

[d12d53a6c8] Nobuyoshi Nakada 2019-06-28 16:30:43 UTC

Ruby の ISeq へのコンパイル時の最適化のテストでスクリプトの行番号の調整。

[ede056909b] Nobuyoshi Nakada 2019-06-28 16:31:52 UTC

同じく ISeq へのコンパイルのテストでコンパイル時にソースの位置情報を与えるようにしています。

[14da3009f0] git 2019-06-28 23:12:36 UTC

version.h の日付更新

[8aecc90974] Nobuyoshi Nakada 2019-06-29 01:02:04 UTC

String のテストでテストメソッド内の複数箇所で定義されてた Unicode 系 Encoding の配列をメソッドの外の定数にくくり出しています。

[2f6cc15cdb] Nobuyoshi Nakada 2019-06-29 01:10:17 UTC

UTF-16UTF-32エンコーディングで String#grapheme_clusters が正しく分割しない、というか文字自体が消えてしまうという不具合を修正しています。 テストに 8aecc90974ab1ac87056f77e2cb3406c5c041504 でくくり出した定数 WIDE_ENCODINGS を利用しています。 [ruby-core:93417] [Bug #15965]

[a88107c44d] git 2019-06-29 01:17:37 UTC

2f6cc15cdb3d64135b29cfd5ee376a5a03ebbee7 のインデントのタブを空白に展開。

[7ba14b029c] Nobuyoshi Nakada 2019-06-29 08:52:57 UTC

net/protocol のテストで使っている IO っぽく振る舞う mock を作る create_mockio で max というキーワード引数を追加して capacity とは別に一度に読めるサイズの上限を指定できるようにして Net::BufferedIO のテストで使っています。

[a17fba6989] Nobuyoshi Nakada 2019-06-29 08:55:22 UTC

Time のタイムゾーン関係のテストで timezone オブジェクトのために定義してたクラスで不要になった abbr という attr_reader を削除しています。

[27723b699b] Nobuyoshi Nakada 2019-06-29 09:45:24 UTC

parse.y の差分だけだとよくわからないのですが自己代入した変数(a = a のような)にたいして unused variable の警告が出ないようにしているようです。
[追記]メソッドの引数に `def m( (a) )` のように多重代入っぽい記法をした時の警告除去だそうです。 [/追記]

[792d1deb94] Nobuyoshi Nakada 2019-06-29 10:07:25 UTC

正規表現コンパイル時に警告を出す時にその正規表現自身を文字列化する時にコントロール文字をエスケープして表示するようにしています。

[cbb7dc21a8] Nobuyoshi Nakada 2019-06-29 10:17:51 UTC

rubyspe の拡張ライブラリ socket の Addrinfo のテストでオブジェクトの同一性を確認したいところで == で同値性しかチェックしていなかったところを修正しています。