ruby-trunk-changes 2019-07-15

今日も開発合宿の続きで 142 commits もありました。たぶん最多です。いろいろありましたが量的には Coverity Scan の指摘する警告の対応や default gems の更新、tool/ 配下のファイル構成の変更などがありました。また open-uri のデフォルトの Encoding の扱いの変更がありました。

[a7dd6763bd] Takashi Kokubun 2019-07-14 11:17:03 UTC

azure-pipelines.yml の git リポジトリからの fetchDepth 設定を増やしています。少ないと checkout のエラーになることがあるらしい。

[41e09ca4be] Yusuke Endoh 2019-07-14 11:23:29 UTC

addr2line.c の binary_filename というファイルパスを格納する変数のサイズを終端の NUL 文字を考慮して +1 しています。

[0df4a813ca] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-14 11:33:41 UTC

NEWS ファイルに $LOAD_PATH に移動したためになくなった RubyVM.resolve_feature_path メソッドの消失についても追記しています。

[1464f7a149] Nobuyoshi Nakada 2019-07-14 09:01:24 UTC

complex.c の rb_funcall() の wrapper 関数を定義するための関数 fun1() を abs の定義に使ってたのをやめて f_abs() を定義して Integer, Float, Rational, Complex 向けに rb_funcall() を経由せずに直接対応する関数を呼ぶ最適化を行なうようにしています。

[5bd83909b9] Nobuyoshi Nakada 2019-07-14 09:02:02 UTC

1464f7a149264b02637fdd444f8a431f1692981a と同様に complex.c で f_arg() の定義に fun1() を使わずに直接定義して Integer, Float, Rational, Complex 向けの最適化を行っています。

[4900a10689] Tanaka Akira 2019-07-14 11:46:51 UTC

拡張ライブラリ socket の BasicSocket#sendmsg で送信用のバッファを string.c の rb_str_tmp_frozen_acquire()/rb_str_tmp_frozen_release() を使って freeze された文字列のバッファを使って GVL 解放中に変更されないようにしています。 [ruby-core:84346] [Bug #14204]

[e8700b596b] Nobuyoshi Nakada 2019-07-14 11:52:49 UTC

String#-@ のテストで String を継承したクラスのインスタンスにたいして呼ばれた時にそのクラスのインスタンスを返すことをチェックするようにしています。

[20a3fb3c4b] Yusuke Endoh 2019-07-14 12:34:32 UTC

parse.y の switch 文の break がないところに fall through のコメント追加。

[d8cc41c43b] Takashi Kokubun 2019-07-14 12:48:22 UTC

mjit_worker.c で iseq のラベル名やファイルパスなどの情報をコピーするのに確保するバッファサイズが終端のぶんが足りてなかったのを修正しています。 [ruby-core:93542] [Bug #15986]

[be082e2800] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 07:56:39 UTC

tool/sync_default_gems.rb で default gem ごとのリポジトリを git の remote として追加してコミット履歴を fetch できるようにしています。 cherry-pick とかするのかな。

[265e94a7fa] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 08:15:06 UTC

と思ったらやっぱり be082e28003543eff5ff07cf5261dbf7b6278a50 で default gems のリポジトリの履歴を fetch したのを利用して git cherry-pick を試すようにしています。しかしたいていの場合パス構成の違いとかですんなり cherry-pick できなさそうだけど。

[46491af74c] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 12:31:16 UTC

tool/sync_default_gems.rb で filter-branch を使ってコミットログにどの gem のものなのかを先頭に追記するようにしています。

[c8e1be6f1f] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 08:53:14 UTC

265e94a7fa96c918c4278ae58bf6e5cdb018906d の再修正。 tool/sync_default_gems.rb で default gem の upstream repo から cherry-pick する時に merge commit はスキップするようにしています。

[8e6a68c18e] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 12:49:10 UTC

46491af74ca2266aae0157b79a44898a2f4b728d の git filter-branch に -f オプションを追加して確認を抑制するようにしています。

[a3493521a5] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 12:52:49 UTC

tool/sync_default_gems.rb に 46491af74ca2266aae0157b79a44898a2f4b728d で追加した git filter-branch サブコマンドの実行が失敗したらメッセージを出力して終了するようにしています。

[085d0e5ccb] Yusuke Endoh 2019-07-14 12:56:39 UTC

ruby.c でコマンドラインオプション --feature などの文字列のマッチ判定に使う name_match_p() で終了条件が見たされると即 return しているため不要なループの判定を消して while(1) による無限ループにしています。 Coverity Scan の警告対策とのこと。

[b7ec77f361] Tanaka Akira 2019-07-14 13:04:27 UTC

357f295a0e97a105e51d0b3a4b5c062c55dffe92 の rdoc 追記の typo 修正。

[7ac7685fa7] Takashi Kokubun 2019-07-14 13:12:33 UTC

mjit_worker.c のちょっとしたリファクタリング。関数の引数に直接配列の初期化子っぽいのをキャストして渡すのもこれも C99 からの仕様かな。

[5d606b5174] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-14 12:56:45 UTC

doc/globals.rdoc の定数の説明に TOPLEVEL_BINDING を追加しています。

[9a402cf61f] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-14 12:57:44 UTC

doc/globals.rdoc の定数の説明に RUBY_COPYRIGHT の説明を追記しています。

[ab31e13e75] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-14 13:03:52 UTC

同じく doc/globals.rdoc に RUBY_PATCHLEVEL の説明を追記しています。

[d0f113f6c1] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-14 13:05:22 UTC

同じく doc/globals.rdoc に RUBY_REVISION の説明を追記しています。

[49362ddac6] Yusuke Endoh 2019-07-14 13:20:47 UTC

vm_insnhelper.c の switch 文の break がないところに fall through のコメントを追加しています。

[36f2d9bac2] Yusuke Endoh 2019-07-14 13:46:34 UTC

numeric.c の fix_cmp() に if 文の else 節も含めて全てで直接 return しているため末尾には到達しないのに return 文があったので削除しています。これも Coverity Scan の検出かな。

[0bf829c17b] Yusuke Endoh 2019-07-14 14:02:23 UTC

transcode.c の rb_trans_conv() に不要なローカル変数への代入があったのを削っています。みてみると確かにこの後の参照の前に必ず代入される箇所があるので不要のようでした。これも Coverity Scan の検出のようです。

[8549774430] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 13:05:39 UTC

tool/sync_default_gems.rb の git filter-branch によるコミットログの書きかえで最後にオリジナルのコミットの GitHub 上のリンクを追加するようにしています。

[864e2a95d9] Kouhei Sutou 2019-04-15 02:05:20 UTC

標準添付ライブラリ csv のバージョンを 3.1.0 に更新しています。コミットログの形式からみてどうやら直近の tool/sync_default_gems.rb の cherry-pick 機能を利用して https://github.com/ruby/csv/commit/312f844693 から cherry-pick されたみたいですね。すごいなこれは。

[9171f83305] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-04-15 03:12:26 UTC

もうひとつ標準添付ライブラリ csvリファクタリングを cherry-pick してきています。 https://github.com/ruby/csv/commit/7ff57a50e8

[8392592a0a] Kouhei Sutou 2019-04-17 13:02:40 UTC

標準添付ライブラリ csvCSV#eof? で MalformedCSVError を補足して false を返すようにしています。 https://github.com/ruby/csv/issues/86

[c8b82998d4] Kouhei Sutou 2019-04-17 13:05:12 UTC

標準添付ライブラリ csv のバージョンをさらに 3.1.1 に更新しています。

[fe40841bfb] hayashiyoshino 2019-04-19 11:59:38 UTC

標準添付ライブラリ csvCSV.new の :strip オプション引数の説明を追記しています。 https://github.com/ruby/csv/issues/88

[75620c804e] Masafumi Koba 2019-04-19 15:42:40 UTC

同じく CSV.new の rdoc 用コメントにオプション :write_converters, :write_nil_value, :write_empty_value の説明を追記しています。 https://github.com/ruby/csv/issues/87

[8c0edbd79d] kawa_tech 2019-04-20 07:37:52 UTC

同じく標準添付ライブラリ csvCSV.new の rdoc 用コメントにオプション引数 :quote_empty の説明を追加しています。 https://github.com/ruby/csv/issues/89

[198281a71d] Kouhei Sutou 2019-04-22 20:54:44 UTC

標準添付ライブラリ csv の :strip オプションの指定で改行コードも削る対象になっていたのを修正しています。

[3fd086ed56] Yusuke Endoh 2019-07-14 14:04:16 UTC

string.c の str_succ() でも不要な代入文を削除しています。 Coverity Scan の検出。

[43c337dfc1] Yusuke Endoh 2019-07-14 14:04:48 UTC

続いて str_succ() のリファクタリングして変数名をもうちょっとわかりやすい名前に変更しています。

[80da68db1e] Yusuke Endoh 2019-07-14 14:36:23 UTC

ext/openssl/ossl_ssl.c の switch 文の break がないところに fall through のコメント追加。

[b4975693ed] Yusuke Endoh 2019-07-14 15:07:32 UTC

process.c で PREPARE_GETGRNAM/FINISH_GETGRNAM という対のマクロで一時バッファを用意しているのに使ってない箇所があったので削除しています。

[721fc84937] git 2019-07-14 15:08:33 UTC

version.h の日付更新

[517c8a5324] Yusuke Endoh 2019-07-14 15:08:34 UTC

dir.c の dir_each_entry() で不要な再入チェック? の条件分岐が残っていたので削除しています。

[09187c64b8] Yusuke Endoh 2019-07-14 15:10:39 UTC

compile.c の switch 文の break がないところに fall through コメントを追加しています。

[312d72000a] poloka 2018-12-26 19:06:23 UTC

標準添付ライブラリ rdoc の gemspec ファイルの spec.files から lib/rdoc/markup/regexp_handling.rb が漏れてたのを修正しています。

[83171b0ee8] aycabta 2018-12-26 22:09:56 UTC

rdoc のバージョンを 6.1.1 に更新しています。

[9806da50f4] Masataka Pocke Kuwabara 2019-06-13 07:09:02 UTC

irb の未初期化インスタンス変数の参照やメソッド再定義の警告除去。

[073cc52dcc] manga_osyo 2019-06-23 04:29:09 UTC

Reline::HISTORY の実装を特異メソッドとして定義してたのを Reline::History という Array を継承したクラスを導入してこれのインスタンスとして持つようにリファクタリングしています。

[e6f188ea03] manga_osyo 2019-06-25 13:08:15 UTC

Reline::History のテストにおいてテストメソッドを定義するクラス名を変更しています。関係ないけどテストファイルが test/ 直下の test_history.rb なのは reline/ とかの下にあつめたほうが良さそうですね。

[deb5e58230] Yusuke Endoh 2019-07-14 15:19:41 UTC

ext/stringio/stringio.c で常に偽になる条件での無意味な分岐があったのを解消しています。 Coverity Scan の検出。

[9e3971c3ad] Yusuke Endoh 2019-07-14 15:29:56 UTC

parse.y の switch 文の break がないところに fall through のコメント追加。

[970c12551e] Yusuke Endoh 2019-07-14 15:30:35 UTC

compile.c の switch 文の break がないところに fall through のコメント追加。

[3201062adf] Yusuke Endoh 2019-07-14 15:31:07 UTC

compile.c の switch 文の break がないところに fall through のコメント追加。

[4403130193] Marcus Stollsteimer 2019-01-03 23:00:06 UTC

標準添付ライブラリ matrix の gemspec ファイルの spec.files に抜けてたファイルを追加。

[423feb53a2] Marcus Stollsteimer 2019-01-03 23:07:34 UTC

標準添付ライブラリ matrix に他の default gem と同様にバージョンを Matrix::VERSION 定数に持つようにしています。

[04e6b90d5b] manga_osyo 2019-06-29 14:51:24 UTC

標準添付ライブラリ reline の Reline::History の未使用のメソッド set_config の定義を削除しています。

[cd7b99bbfc] aycabta 2019-07-14 15:15:01 UTC

標準添付ライブラリ reline のバージョンを 0.0.1 に更新しています。

[d0b1a8d5fb] aycabta 2019-07-14 15:42:45 UTC

irb の gemspec ファイルの依存関係に reline は 0.0.1 以上を使うように指定を追加しています。

[82b058ff60] aycabta 2019-07-14 15:43:16 UTC

irb のバージョンを 1.1.0.pre.2 に更新しています。

[6d57369105] aycabta 2019-07-14 16:07:37 UTC

irb の auto indent の機能をデフォルトで on にするようにしています。

[078e50c5e9] aycabta 2019-07-14 16:16:18 UTC

irb で履歴の保存の機能をデフォルトで 1000 件まで保存するように有効にするようにしています。デフォルト off だったんだこれ(自分はたくさん履歴保存したいので ~/.irbrc で多めにセットしてたけど)。

[10d7b39d5d] aycabta 2019-07-14 17:58:28 UTC

irb で prompt_i の設定を参照する時に nil チェックをするように修正しています。

[0ee105f3f0] Takashi Kokubun 2019-07-14 21:08:55 UTC

make help で表示されるヘルプの make test-spec の説明に SPECOPTS 変数での指定について追記しています。

[364f43ab7f] Takashi Kokubun 2019-07-14 21:11:40 UTC

make help から test-rubyspec, gcbench-rdoc などのターゲットの説明を削っています。

[e8b6f63039] Takashi Kokubun 2019-07-14 21:17:29 UTC

かつて ChangeLog のエントリの雛形を作るのに使われてた tool/change_maker.rb とそれを使う make change ターゲットの定義を削除しています。

[ea71128573] Takashi Kokubun 2019-07-14 21:22:22 UTC

common.mk にコメントで書かれてた make benchmark のオプションの指定方法なんかは benchmark/README.md を参照するように書いて削っています。

[d37da60128] Yusuke Endoh 2019-07-14 21:42:55 UTC

Time を Marshal.dump する時のバッファでオーバーランする可能性があったので非常に大きな year を dump する時に使うバッファを別に用意するように修正しています。

[4b7a04a5b8] aycabta 2019-07-14 22:51:57 UTC

irbhistory ファイルの複数行対応しています。あれ、まだできてなかったっけ? デバッグ用らしき $stderr.puts が残ってますね。

[266f6cd8a1] aycabta 2019-07-14 22:54:47 UTC

4b7a04a5b8a583e7e818155a73069a9e58a1a246 で残してしまってたデバッグ出力を削っています。

[772dae8bef] Yusuke Endoh 2019-07-14 22:56:53 UTC

compile.c switch 文で break がないところで fall though のコメントを追加。

[c9a59f491d] Yusuke Endoh 2019-07-14 22:59:11 UTC

compile.c switch 文で break がないところで fall though のコメントを追加。

[2b78a93bcf] aycabta 2019-07-14 22:58:15 UTC

標準添付ライブラリ irb の gemspec ファイルの spec.files に抜けてた lib/irb/color.rb を追加しています。

[13cb9e6bd2] Yusuke Endoh 2019-07-14 23:18:30 UTC

make help の出力から make exam の説明を削っています。今は make check と同じ意味なのであまり使う必要がないので。

[1f99274ccf] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 23:19:49 UTC

make help の説明に make update-gems および make update-bundled_gems の説明を追加しています。

[9da969cae7] Takashi Kokubun 2019-07-14 23:32:45 UTC

c55de95ff1c4ea6313c2863037703a0e5f0d0f4f の CI のために空の Makefile.in を残しておいたのを revert しています。なんかもう不要になったらしい。

[17ccda5413] aycabta 2019-07-14 23:32:50 UTC

irbhistory 保存の処理で Reline::HISTORY を to_a してから map を呼んでましたが、このインスタンスは Array を継承したクラスのインスタンスなので直接 map 呼ぶようにしています。

[02c4ed4a7f] Takashi Kokubun 2019-07-14 23:36:51 UTC

make help の出力から make goruby を削っています。同じことをする make golf の説明があるので。

[0a417248a0] Takashi Kokubun 2019-07-14 23:38:07 UTC

1f99274ccf31ba1f2a4b3ac20a9c6cdc5ae81152 の make update-gems などのターゲットの説明を make help に追加した時にインデントがタブになってたのでほかにあわせて空白にしています。

[a197579073] Yusuke Endoh 2019-07-14 23:36:57 UTC

addr2line.c で整数のリテラルの型変換の警告除去のため UL suffix を追加しています。

[ff3704031a] Nobuyoshi Nakada 2019-07-15 00:26:57 UTC

tool/rbinstall.rb で =begin/=end のコメントブロックに挟んで prolog_script を埋め込む時に最後が改行である前提で末尾に改行なしに =end を繋げてましたが、chomp して最後の改行を削った上で明示的に改行して =end を置くようにしています。

[00a97d9412] Takashi Kokubun 2019-07-15 00:35:45 UTC

mjit_worker.c の form_args() でループの途中で直接 return しているため va_end(3) を呼ばずに return してしまっていたところがあったのを修正しています。 Coverity Scan の検出らしいです。

[8f7884761e] Tanaka Akira 2019-07-15 00:36:52 UTC

標準添付ライブラリ open-uri で Content-Type が text/* の場合の Encoding のデフォルトを UTF-8 に変更しています。従来は RFC2616 に従って schema が http の時は ISO-8859-1 (いわゆる latin1 かな)にしていましたが RFC6838 の更新にあわせて UTF-8 にするとのこと。 schema が http か https でデフォルトの Encoding が異なる状態だったので、それを統一的に扱うという意味合いもあるみたいですね。 [ruby-core:93206] [Bug #15933]

[0a711b0edf] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 23:34:24 UTC

tool/vcs.rb を tool/lib/vcs.rb に移動しています。

[e8ddbc0239] Hiroshi SHIBATA 2019-07-14 23:54:34 UTC

tool/colorize.rb も tool/lib/colorize.rb に移動しています。

[08b340d2f6] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 00:39:22 UTC

tool/lib/test/unit/assertions.rb から一部の独自の assertion 定義を tool/lib/test/unit/core_assertions.rb というファイルに分割しています。

[223854ebe8] Koichi Sasada 2019-07-15 00:58:26 UTC

e8ddbc0239b9dfa32787e93c6942f085e5c42b49 の tool/lib/colorize.rb への移動に ext/extmk.rb を追随させています。

[eed9db39e5] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 01:11:07 UTC

同じく e8ddbc0239b9dfa32787e93c6942f085e5c42b49 の tool/lib/colorize.rb への移動に defs/gmake.mk も追随させています。

[0af897ab59] aycabta 2019-07-15 01:20:07 UTC

irbhistory 保存処理の multi line 対応で不要な分岐があったのでコードをシンプルにリファクタリングしています。

[f6f09cbc76] Koichi Sasada 2019-07-15 01:19:25 UTC

RUBY_ASSERT_ALWAYS() という NDEBUG の影響を受けず常にチェックを行うマクロを導入して、既に同様の RUBY_ASSERT_WHEN() を使ってたところをこれを使うようにしています。

[b789648830] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-15 01:26:50 UTC

irb の --simple の時のデフォルトのプロンプトの :PROMPT_S の内容を nil から "%l>" に変更しています。PROMPT_S ってどういう時のプロンプトだろ。[追記]クオートや正規表現リテラルなどの内部の場合らしいです。[/追記]

[a191009a26] Takashi Kokubun 2019-07-15 01:29:39 UTC

mjit_worker.c で C99 を前提としてブロック先頭以外でも変数宣言するようにしたり、不要な中括弧によるブロック導入を削ったりしています。

[dd4f128ac5] Takashi Kokubun 2019-07-15 01:38:59 UTC

mjit_worker.c の start_process() で /dev/null (などその環境における null device)を open するのに失敗した時のエラー処理を追加しています。これも Coverity Scan の検出とのこと。

[f326b4f4af] Koichi Sasada 2019-07-15 01:39:28 UTC

gc.c に独自に定義されてる GC_ASSERT() というマクロの定義が冗長だったのを RUBY_ASSERT_MESG_WHEN を利用した定義のみにリファクタリングして、直接 assert(3) が呼ばれてたところなぢも GC_ASSERT() を使うようにしています。

[e2512cff05] aycabta 2019-07-15 01:39:44 UTC

test/test_history.rb を test/reline/test_history.rb に移動しています。

[05cc87df1b] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-15 01:51:58 UTC

doc/etc.rd.ja に書かれてた Etc.getpwnam が返す Struct::Passwd という構造体のドキュメントでフィールド名が間違ってたのを修正。こんなドキュメントあったのか。

[a7fdb22373] Nobuyoshi Nakada 2019-07-15 02:00:16 UTC

08c2a9dc599021668e11dee2f099a204122eab90 で RUBY_ASSERT が RUBY_DEBUG を非ゼロにしたら有効になるようにしたのを、さらにそこから使ってる RUBY_ASSERT_MESG_WHEN() の中に移動してより広い範囲の assertion を RUBY_DEBUG マクロで有効化できるようにしています。

[226d569e57] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-15 02:01:57 UTC

doc/irb/irb.rd.ja のオプションのドキュメントを更新しています。

[73346823e1] Takashi Kokubun 2019-07-15 02:04:12 UTC

.travis.yml の macOS でのビルドで ALWAYS_UPDATE_UNICODE=yes を設定して Unicode 関係のデータファイルを毎回更新するように指定しています。

[41c5f9a166] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 01:43:12 UTC

tool/jisx0208.rb も tool/lib/jisx0208.rb に移動しています。

[ac6d137157] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 02:16:05 UTC

テスト用のライブラリ自体のテスト make test-tool というターゲットを追加して tool/test 配下のテストを実行するようにしています。

[d02f2fc3e2] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 02:19:13 UTC

ac6d137157121381fb57e3febd34c84cb7ca47b2 で追加した make test-tool というターゲットを make help で出力するようにしています。

[c23e597674] Koichi Sasada 2019-07-15 02:27:38 UTC

hash.c でも独自に定義されてた HASH_ASSERT() や ARRAY_DEBUG, VM_CHECK_MODE などのデバッグ用のマクロ類を RUBY_DEBUG で一括で on にできるようにしています。

[76bad330aa] Yusuke Endoh 2019-07-15 03:00:12 UTC

encoding.c で realloc(3) を直接呼んでいたところをエラーチェック済みの xrealloc() を使うようにしています。例外発生になると思うんだけどいいのかな。これまで一応 -1 を return することでエラーを表してて、それをチェックしてるコードも存在するけど…。また間接的にこの関数の呼び元である enc_replicate_with_index() で戻り値チェックでエラー検出した時に rb_raise() で例外発生させるようにしています。まあこれは xrealloc() のエラー以外で戻り値によるエラーを返す箇所があるのでその場合は通る可能性があるのでいいのですが。

[8ac1c6eb48] Koichi Sasada 2019-07-15 03:05:55 UTC

encoding.c で独自に定義されてた ENC_ASSERT() も RUBY_DEBUG で on にできるようにしています。

[bd494ae79b] Tanaka Akira 2019-07-15 03:59:53 UTC

lambda 型の Proc オブジェクトのブロック内での break 文のテストを追加しています。

[badfbdf32c] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 04:15:13 UTC

tool/vpath.rb を tool/lib/vpath.rb に移動しています。

[99afea5328] Jeremy Evans 2019-06-20 17:21:34 UTC

doc/bug_triaging.rdoc というバグトラッカーでのバグ報告の処置についての指針のドキュメントを追加しています。 [ruby-core:93266] [Misc #15943]

[b401fb35a4] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 04:42:37 UTC

tool/generic_erb.rb および tool/id2token.rb で $LOAD_PATH にディレクトリを追加してたのは既に require_relative を利用するようになって不要になってたので削っています。

[929fa856ef] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-15 04:44:50 UTC

.gitattributes に tool/leaked-globals を ruby フォーマットとして扱うように追加しています。

[d1e2650aca] Takashi Kokubun 2019-07-15 04:47:28 UTC

73346823e1119a8e72baefab381dbe822c4c01f7 の続きで .travis.yml の macOS のビルドで ALWAYS_UPDATE_UNICODE 変数の指定は revert して make up が失敗した時だけ ALWAYS_UPDATE_UNICODE=yes つきで再度 make up をリトライするようにしています。あんまり頻繁にダウンロードされると Unicode 側から ban されるかもしれない、という指摘があったとのこと。そういえばそんなことが(GNU だったかもしれないけど)あったような。

[9c38904ead] Takashi Kokubun 2019-07-15 04:56:32 UTC

a7dd6763bd1dac7952ace46be58083dbea332a0a と同様に azure-pipelines.yml で fetchDepth の値をどのジョブでも 20 にするようにしています。

[62f34bd1fe] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-07-15 04:57:43 UTC

doc/globals.rdoc の定数の説明の TRUE, FALSE, NIL のところに Deprecated になったことを追記しています。

[5353401c25] Yusuke Endoh 2019-07-15 05:02:45 UTC

thread.c の警告除去? のため変数の型の変更。

[711dfec3fa] Yusuke Endoh 2019-07-15 05:07:22 UTC

parse.y の here_document() で常に通らない分岐があったのを削っています。 Coverity Scan による検出とのこと。

[e4c1b19996] Tanaka Akira 2019-07-15 05:17:27 UTC

Proc オブジェクトを返すメソッドに渡したブロックからの return に関連したテストを追加しています。

[3dc212896c] Koichi Sasada 2019-07-15 04:52:25 UTC

thread.c の rb_thread_call_with_gvl() で blocking_region_begin() の戻り値チェックしていないと Coverity Scan に指摘されたので? RUBY_ASSERT_ALWAYS() でチェックするようにしています。

[99c14fb694] Colby Swandale 2018-12-12 00:27:26 UTC

標準添付ライブラリ logger の gemspec ファイルの spec.files から不要なファイルを削除しています。

[b9ba07a05c] Colby Swandale 2018-12-13 09:45:08 UTC

標準添付ライブラリ logger の gemspec ファイルの開発時依存関係の bundler のバージョン指定を緩和しています。

[227eae79ac] Samuel Giddins 2019-01-17 17:59:55 UTC

標準添付ライブラリ logger の gemspec ファイルに ruby の要求バージョンを 2.3 以降にしています。割と新しめの記法を利用しているためとのこと。

[310198d6be] Samuel Giddins 2019-01-17 18:13:20 UTC

227eae79acde90e7c3ba171dbf4bdcedbb39a9f2 のクオート閉じ漏れ修正。

[47500f2055] Samuel Williams 2019-03-14 23:12:11 UTC

標準添付ライブラリ logger に Logger#debug!, #info!, #warn!, #error!, #fatal! などの log level 設定用のショートカットメソッドを追加しています。

[136196785b] sonots 2019-03-18 10:34:01 UTC

標準添付ライブラリ logger のテストに test/helper.rb を追加して必要な require をここで upstream と rubyリポジトリ内の時との差異を吸収するようにしています。

[bbe157f340] Colby Swandale 2018-12-12 03:08:35 UTC

標準添付ライブラリ logger のコードをいくつかのファイルに分割するファイル構成の変更。

[7f10da9d27] sonots 2019-03-18 12:02:02 UTC

bbe157f34046ec9ef81e6ad9ed37c86a0d9155e4 で分割したファイルの require 漏れを修正。

[7ef0856287] sonots 2019-03-18 11:56:29 UTC

標準添付ライブラリ logger の gemspec ファイルで version.rb を require するのに require_relative を使うようにリファクタリング

[3fdb963827] Samuel Williams 2019-03-20 23:35:29 UTC

標準添付ライブラリ logger で分割したファイルの読み込みに require_relative を使うように修正しています。

[2c22051b4b] Samuel Williams 2019-03-21 03:58:17 UTC

lib/logger.rb の frozen_string_literal の指定を true に変更しています。

[f4064a0a0c] Jeremy Evans 2019-05-17 00:35:21 UTC

標準添付ライブラリ logger で出力先として渡されたのが既に IO ライクなオブジェクトだった場合に path メソッドが呼べたらその結果を @filename に保存しておくようにしています。 Logger#reopen で同じファイルを開けるようにするためみたいです。 [ruby-core:86071] [Bug #14595]

[58065b8701] Rafael Mendonça França 2019-06-04 22:07:26 UTC

標準添付ライブラリ logger で Logger.new のキーワード引数 binmode を追加して IO#binmode の呼び出しに伝播させるようにしています。

[1b59ed9b49] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 05:39:10 UTC

test/helper.rb を test/logger/helper.rb に移動しています。あーなるほど cherry-pick で取り込んだからパスの構成が upstream のものになってたのか。

[0eafa1dce8] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 05:41:22 UTC

lib/e2mmap.gemspec と lib/logger.gemspec をそれぞれ対応するサブディレクトリの配下に移動しています。

[4b345f9d4b] Yusuke Endoh 2019-07-15 05:42:22 UTC

compile.c で関数の戻り値をチェックしていないところが Coverity Scan で警告されるのでその対策として NO_CHECK() という引数の値を (void) にキャストして明示的に捨てるマクロを定義して、これを当該箇所に使うようにしています。

[f103ed8b7d] git 2019-07-15 05:43:39 UTC

4b345f9d4bbff2cfc9895155fb0e8f90d1cac816 のインデントのタブを空白に展開。

[036039c8a2] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 05:45:05 UTC

0eafa1dce86be0e2f86a029271ec24cf6b577fad による logger.gemspec ファイルの移動に伴なって require_relative のパスも変更しています。

[5349aa23c8] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 05:47:29 UTC

同じく 0eafa1dce86be0e2f86a029271ec24cf6b577fad による e2mmap.gemspec ファイルの移動に伴なって require_relative のパス指定を変更しています。

[f73ea3342b] Hiroshi SHIBATA 2019-07-15 06:07:26 UTC

rubyspec の logger のテストで例外メッセージの変化に対応してテストをバージョンで変更するように ruby_version guard を追加しています。

[3a1d3556e2] aycabta 2019-07-15 06:45:51 UTC

NEWS ファイルの Pathname のところが見出しになってなかったのを修正。

[574e8a6812] aycabta 2019-07-15 06:49:59 UTC

NEWS ファイルに Reline について追記。

[de0f192444] aycabta 2019-07-15 07:25:50 UTC

NEWS ファイルの irb に multi line 対応とタブ補完による rdoc 検索、auto indent 機能追加と history 保存のデフォルト有効化について追記しています。

[5e0d27a32f] Nobuyoshi Nakada 2019-07-15 07:44:07 UTC

例外情報の出力時の処理で常に成立しない if 文の条件があったので削っています。 && で連結されていた片側だけ削ってるので常に実行されてなかったのが逆に実行され得るようになったけどそれでいいのかな。

[5a42dca688] git 2019-07-15 07:51:18 UTC

5e0d27a32f2b3f1242c9990acf83b7970b37bbce のインデントのタブを空白に展開。

[c781b1b7a3] Nobuyoshi Nakada 2019-07-15 08:06:35 UTC

defs/gmake.mk に update-deps ターゲットを追加しています。このターゲット既に追加されてたような気がしたんだけど grep したら気のせいだった。

[c20445ab56] aycabta 2019-07-15 08:20:48 UTC

irb の gemspec ファイルに要求する ruby のバージョンを 2.4 以降に指定しています。

[b452c03a14] Nobuyoshi Nakada 2019-07-15 08:45:37 UTC

RUBY_ASSERT_MESG_WHEN() の定義で引数の expr が必ず 1回評価されるように、条件部が定数でも結果は捨てる(void にキャストする)けど評価するようにしています。

[0c6c937904] Nobuyoshi Nakada 2019-07-15 10:31:48 UTC

5e0d27a32f2b3f1242c9990acf83b7970b37bbce はやっぱり常に偽になる条件だけでなく if 文自体が不要だったみたいで全体を削除しています。また関連するテストを追加しています。