ruby-trunk-changes 2019-10-19

今日は AppVeyor でのビルドの一時的な対応や拡張ライブラリ ripper のソース生成のちょっとした変更などがありました。

[9cb809cfef] Nobuyoshi Nakada 2019-10-18 13:17:06 UTC

ddad1fb229421be3dc4b0a3031cb410b62a233a9 で NEWS に追記した optparse で did_you_mean.gem を使うようにした機能のサンプルで例に使われているコマンドラインスクリプトのファイルの関係がわかるようにどの部分がファイルの内容なのか明示するようにしています。

[bf934e4812] Nobuyoshi Nakada 2019-10-18 15:50:17 UTC

parse.y のメソッドの引数まわりで idNil を ID2SYM() で Symbol にして渡してたところを何箇所か ID2VAL() に変更して VALUE を渡すようにしています。たぶん最終的にはどちらも STATIC_ID2SYM() が呼ばれて同じ(ripper の時は違うかも)ものになってたんだと思います。

[7dcc24fd81] git 2019-10-18 15:51:37 UTC

version.h の日付更新

[5c81e19b19] MSP-Greg 2019-10-18 18:03:54 UTC

appveyor.yml の pacman で依存パッケージをインストールする部分をコメントアウトしています。 mingw-w64 の更新でなにか壊れたらしく一時的な措置のようです。 https://github.com/ruby/ruby/pull/2573

[1d435bd51a] Nobuyoshi Nakada 2019-10-19 06:57:25 UTC

拡張ライブラリ ripper に含まれる DSL というクラスがあって、これはソースコード生成のために使うツールから使われるもののようですが "$$" という parse.y のアクション部でそのノードの結果を代入する変数を表す文字列を別の $1 とか $2 とかに変更できるようにしています。現状特に実際に使ってはなさそう。