今日は Module#include, #prepend と Refinements の組み合わせや Module#dup とメソッド再定義の組み合わせでの不具合の修正や defined? での Module#refine で定義されたメソッドの呼び出しの式への対応などがありました。
[98286e9850] Jeremy Evans 2020-05-24 03:16:27 UTC
Module#include や Module#prepend と Refinements や Module#dup とメソッド再定義の組み合わせでおきる不具合の修正。Module#refine する時に引数の Module の CLASS_ORIGIN() を生成するようにする修正と Module#initialize_dup で CLASS_ORIGIN() があった時に継承ツリーも複製するようにする修正が主で、それに関連して多岐にわたる追随する変更があるようです。 [ruby-core:98302] [Bug #16852]
[3ced77a82a] git 2020-06-03 16:51:00 UTC
version.h の日付更新
[8340c773e5] Nobuyoshi Nakada 2020-06-03 14:05:55 UTC
defined? で Refinements で上書きされたメソッド呼び出しを検出するように修正しています。 [ruby-core:98642] [Bug #16932]
[184f78314e] Nobuyoshi Nakada 2020-06-03 14:06:06 UTC
8340c773e54feb399c9fab322e3ff6dd578ac04d と同様に defined? で private method が Refinements で定義されていた場合に検出できるように修正しています。 [ruby-core:98642] [Bug #16932]
[e2d76478db] Burdette Lamar 2020-06-03 23:53:56 UTC
Hash の rdoc の書きなおし。続き。 https://github.com/ruby/ruby/pull/3178
[1ce40e3b29] Nobuyoshi Nakada 2020-06-03 22:58:49 UTC
GitHub Actions の設定で git リポジトリの clone 用のアクションの設定から fetch-depth 設定を削除しています。
[f6acbf7679] Nobuyoshi Nakada 2020-06-03 23:22:50 UTC
GitHub Actions の設定で git pull のオプションとして環境変数 GITPULLOPTIONS を使って --no-tags を指定するようにしています。
[923e02a6a1] Nobuyoshi Nakada 2020-06-03 23:33:04 UTC
GitHub Actions でリポジトリの clone 前に git config サブコマンドで advice.detachedHead=0 という設定を追加して detached HEAD の警告を抑制するようにしています。
[980655ce83] Yusuke Endoh 2020-06-04 02:22:12 UTC
拡張ライブラリ socket のテストで bind するポートが利用中だった時の例外として Errno::EADDRINUSE のほかに MinGW では Errno::EACCES もありえるらしいので追加しています。
[3d71388710] Yusuke Endoh 2020-06-04 02:29:39 UTC
980655ce8319f7c96f286ac0abdfbc98b2090a96 の文法エラー修正。
[047471c529] Nobuyoshi Nakada 2020-06-04 01:26:40 UTC
f6acbf76796e1b0ea4198ab0cb86ededa86a73ad の GitHub Actions での git pull のオプションを GITPULLOPTIONS 環境変数で指定するのに加えて引数まで指定して、common.mk で GITPULLOPTIONS に --rebase を設定(上書き)していたのをやめ、make up で git pull を呼ぶところでは明示的に --rebase オプションを追加するようにしています。
[2b7454eb92] Nobuyoshi Nakada 2020-06-04 07:24:45 UTC
ビルド時に意図せず export されているシンボルを検出するためのアクションで許容するシンボルのパターンとして、"U" 以外の大文字1文字のものも追加しています。 "U" ってなんでだろ。また RUBY_ という prefix も意図的なものとして無視するようにしています。 [ruby-core:98650] [Bug #16934]
[33ca2d386b] Nobuyoshi Nakada 2020-06-04 07:26:43 UTC
st.c の未使用になっていた変数 st_reserved_hash_val と st_reserved_hash_substitution_val を削除しています。 [ruby-core:98650] [Bug #16934]
[8b22fd27f1] Nobuyoshi Nakada 2020-06-04 08:06:10 UTC
vm.c の vm_empty_cc という変数に static 修飾子を追加しています。 [ruby-core:98650] [Bug #16934]
[a9e0046c26] Nobuyoshi Nakada 2020-06-04 08:13:56 UTC
8b22fd27f181ea1902bbb584b41488e307121587 の続き。 変数 vm_empty_cc を MJIT 向けの precompiled header では export していたのを関数 rb_vm_empty_cc() 経由で参照させるようにしています。 [ruby-core:98650] [Bug #16934]