ruby-trunk-changes 2020-10-31

今日は主に Ractor のブロックの評価値のコピー抑制や Ractor#close の戻り値の変更など Ractor まわりの変更がありました。

[66bf743b93] Hiroshi SHIBATA 2020-10-30 12:45:23 UTC

標準添付ライブラリ debug を default gem にしています。

[fd08927699] Koichi Sasada 2020-10-30 15:40:04 UTC

Ractor のブロックの最終的な評価値を Ractor#take で取得する時にはその Ractor は既に終了しているためコピーする必要がないので、不要なコピーを抑制するようにしているようです。

[7c548278f0] git 2020-10-30 16:48:24 UTC

version.h の日付更新

[bd6cd85155] Marc-Andre Lafortune 2020-10-24 04:01:17 UTC

Ractor#close の戻り値に Ractor 自身を返すようにしています。また rdoc 用コメントを追加しています。

[520b86caf1] Alan Wu 2020-10-30 23:34:41 UTC

string.c の rb_strseq_index() でローカル変数を if のブロック内のスコープで宣言するように移動するリファクタリング

[670e288d65] Alan Wu 2020-10-24 18:33:46 UTC

rb_str_new_static()、rb_usascii_str_new_static()、rb_utf8_str_new_static() などの関数のヘッダでの prototype 宣言で仮引数名を明示するスタイルにしています。またコメントを追加してこれらの関数が C の文字列として NUL 文字の終端ぶんのメモリ領域を含んでいることを期待していることを追記しています。

[5dc107b03f] wanabe 2020-08-06 22:51:19 UTC

VM 命令列の peephole 最適化の結果未到達になった命令を削除する処理を iseq_optimize_after_set_sequence() という関数に切り出して最後にまとめてやるようにしています。

[3685ed7303] wanabe 2020-08-06 22:59:50 UTC

compile.c の iseq_set_sequence() で ISEQ_ELEMENT_ADJUST で sp の調整は常に行うようにしています。

[dd2f99d94a] Nobuyoshi Nakada 2020-10-31 01:51:57 UTC

5dc107b03f5cf32656a5308574b90458486c633c で導入した iseq_optimize_after_set_sequence() で未使用のローカル変数があったのを削っています。

[ea8fc7fdd3] Nobuyoshi Nakada 2020-10-31 02:05:42 UTC

doc/standard_library.rdoc で標準添付ライブラリ English が English.rb と拡張子つきで表記されてたので削っています。

[4f8d9b0db8] wanabe 2020-10-31 02:53:20 UTC

3685ed7303fc08bf68cd3cc8d11e22a8ce63a0675dc107b03f5cf32656a5308574b90458486c633cVM 命令列のpeephole 最適化後の不要コード削除のリファクタリングを revert しています。 CI でエラーがあったとのこと。