ruby-trunk-changes 2020-11-20

今日は拡張ライブラリ ripper の修正や defined?(super) が respond_to_missing? を認識するようにする変更などがありました。

[0026f644d7] Kevin Murphy 2020-11-19 21:38:43 UTC

拡張ライブラリ coverage の rdoc 用コメントに Lines coverage, Branches coverage, Methods coverage, Oneshot Line coverage など種類毎の説明と利用例が追記されています。

[80d3f21994] git 2020-11-20 00:25:12 UTC

version.h の日付更新

[1800f3fa5c] Nobuhiro IMAI 2020-11-19 14:19:08 UTC

拡張ライブラリ ripper の Ripper.lex と Ripper.tokenize で渡されたスクリプトが途中で SyntaxError になっても最後の token まで返すようにしています。 [ruby-core:100470] [Feature #17276]

[d79cdcb113] S-H-GAMELINKS 2020-11-16 04:22:47 UTC

Float の浮動小数点数の実装の精度でその値の前後ひとつだけ大きい/小さい値を得る Float#next_float, Float#prev_float の実装を flo_prev_or_next() という関数に切り出してどちらがわに動かすかをフラグで指定するようにして共有するリファクタリング

[c11c25baef] S-H-GAMELINKS 2020-11-17 09:41:21 UTC

d79cdcb113ed63705f857ac2a7c323db398c4256 の再修正。フラグではなく nextafter() に渡す第2引数を直接渡すように flo_prev_or_next() の引数を変更しています。

[8cbd5f218b] S-H-GAMELINKS 2020-11-17 13:53:41 UTC

d79cdcb113ed63705f857ac2a7c323db398c4256c11c25baefa996fd16ac6b03e2c4cbe8a98b7237 の続き。 flo_prev_or_next() を flo_nextafter() に改名しています。

[4b899f9164] Kazuhiro NISHIYAMA 2020-11-20 04:11:05 UTC

tool/downloader.rb で GNU のサイトからの config.guess や config.sub のダウンロード時に jsDelivr の CDN が使えなかった時に GitHub のミラー? を利用するように fallback を追加しています。

[fac2498e02] Nobuyoshi Nakada 2020-11-17 12:17:19 UTC

defined?(super) が respond_to_missing? で動的に respond_to? に反応するようにされてた時にそれで定義されてるとみなして "super" を返すようにしています。 method_missing は元からみてたんですね。なおこのために basic_obj_respond_to() の引数にオブジェクトの class も渡すようにしています。 どうでもいいですけどコミットログの先頭にチケットの参照を書くのは新しいスタイルですね。 [ruby-dev:49013] [Bug #11213]

[69d871eeeb] Nobuyoshi Nakada 2020-11-20 03:25:24 UTC

cd0877a93e91fecb3066984b3fa2a762e6977caf1800f3fa5c29515113ecdcc5695e8a96f462b74c の再修正。 Ripper.lex や Ripper.tokenize のクラスメソッドで変更/修正していたのをさらに内部の Ripper::Lexer のインスタンスメソッドに raise_errors キーワード引数を追加しています。 [ruby-core:100470] [Feature #17276]

[1f7b557890] Nobuyoshi Nakada 2020-11-20 09:30:05 UTC

標準添付ライブラリ irb のテストで色付けで ruby 本体のバージョンによって結果が変わりうるものに対処しています。