ruby-trunk-changes 2021-09-13

今日は拡張ライブラリ openssl の警告除去やテスト用ライブラリの minitest 依存削除の続きなどがありました。

[c7dce12eb9] Nobuyoshi Nakada 2021-09-11 15:44:18 UTC

拡張ライブラリ openssl の ossl_make_error() や ossl_raise() の宣言に PRINTF_ARGS() マクロを利用しています。

[598d66f6b2] Nobuyoshi Nakada 2021-09-12 06:40:57 UTC

拡張ライブラリ ossl_make_error() を文字列を VALUE 型でオブジェクトとして受け取るインターフェースに変更して ossl_raise() で引数 fmt に NULL を許容するようにしています。そもそも printf 形式の引数を受け取る必要がなかったみたいです。

[6920f3dc96] Nobuyoshi Nakada 2021-09-12 07:27:01 UTC

拡張ライブラリ openssl で関数ポインタを引数として渡す時にキャストしていたのを必要な型の wrapper 関数を定義してそちらを渡すようにリファクタリングしています。コンパイラの警告抑制のためみたいです。

[289f3a79b5] Nobuyoshi Nakada 2021-09-12 07:38:03 UTC

拡張ライブラリ openssl の switch 文の break のない case に fallthrough コメントを追加しています。これもコンパイラの警告抑制のためかな。

[6257090496] git 2021-09-12 15:51:22 UTC

version.h の日付更新

[c8a1e57af0] Nobuyoshi Nakada 2021-09-12 16:08:56 UTC

tool/downloader.rb で日付の文字列を Time.httpdate で解析していたところをエラーが発生したら独自の正規表現で解析する workaround を追加しています。

[a8fe7c9e2a] DC 2021-09-12 04:55:25 UTC

configure で Dragonfly BSD 用に Fiber 用 coroutine 実装を設定する条件を追加しています。

[8de53fb31c] aycabta 2021-09-12 19:04:29 UTC

標準添付ライブラリ reline でキーストロークの判定のために Integer#== や Array#== メソッドを Refinements を使って上書き定義していたのを Reline::KeyStroke クラスのほうに equal? メソッドを実装してその中にロジックを詰め込むようにリファクタリングしています。

[ec6b444fbf] Hiroshi SHIBATA 2021-09-13 00:36:42 UTC

標準添付ライブラリ rdoc のテストに Tempfle の close 漏れがあったのを修正しています。

[2982464a8e] Hiroshi SHIBATA 2021-09-13 01:54:24 UTC

62db6e47b6c0fbba337649bfa468ec221d5d1001 でテスト用ライブラリの Test::Unit::Runner#initialize の実装を移動していたのを revert しています。 308183fffab43f1e111d5bb4c60f1380432966e6 で Module#include のかわりに Module#prepend を使うようにしたことで解決したため。

[4676921730] Brandon Weaver 2021-09-13 03:34:28 UTC

c60dbcd1c55cd77a24c41d5e1a9555622be8b2b8 の Hash リテラル及びキーワード引数の値を省略する記法のテストに一部のキーだけ省略するテストケースを追加しています。 [ruby-core:85950] [Feature #14579]

[dbdceb8a19] Hiroshi SHIBATA 2021-09-13 02:31:38 UTC

tool/lib/test/unit/testcase.rb で --test-order オプションの処理を MiniTest 利用のため undef したりしてた workaround を削除しています。

[aaa9805e7e] Nobuyoshi Nakada 2021-09-13 06:47:45 UTC

tool/lib/core_assertions.rb の separated_runner で引数に時刻や乱数を元に作るトークンを渡して子プロセスの出力から目的の行を切り出せるようにしています。

[f5993331b2] Hiroshi SHIBATA 2021-09-13 10:09:09 UTC

tool/lib/test/unit/assertions.rb で skip メソッドを定義していたのを pend というメソッドを定義するようにしています。また skip を pend の alias として追加しています。