ruby-trunk-changes 2022-02-16

今日は ObjectSpace::WeakRef の不具合修正や標準添付ライブラリ securerandom の Random.urandom の仕様変更への追随などがありました。

[1ae630db26] Koichi Sasada 2022-02-16 02:07:45 UTC

ObjectSpace::WeakMap の each メソッドで既に回収された key についてもブロックを yield してしまっていた不具合を修正しています。 value のほうは回収されてないかチェックしていましたが key のほうをチェックしていなかったようです。 [ruby-core:107597] [Bug #18586]

[e7d76fe2b0] git 2022-02-16 04:32:13 UTC

version.h の日付更新

[b9851c7e1b] Yusuke Endoh 2022-02-16 05:15:11 UTC

標準添付ライブラリ securerandom の gen_random_urandom で Random.urandom でエントロピーが枯渇していた時に nil が返されることを期待した書きかたになっていましたが、r59858 で RuntimeError 例外を発生させるように変更していたので rescue して fallback するようにしています。 [ruby-dev:50231] [Bug #13885]

[00c7a0d491] Koichi Sasada 2022-02-16 08:15:00 UTC

ruby のテスト用の tes/unit の並列テスト時に失敗したテストを親プロセスでやりなおすためにテストクラスを Object.const_get で取得する時に NameError が発生することがあったみたいでその時にデバッグのため? に失敗したテストの情報を標準エラー出力に出力するようにしています。