ruby-trunk-changes 2023-05-03

今日は主に拡張ライブラリ stringio の RGenGC 用 Write Barrier の不足の修正などがありました。

[31774bd565] Nobuyoshi Nakada 2023-05-02 00:09:17 UTC

tool/sync_test_lib.rb で upstream のリポジトリRakefile を読み込んで :sync_tool というタスクをがあったらそれを消して Rakefile を上書きしてから同期しておくようにしています。

[5dfeffc614] Nobuyoshi Nakada 2023-05-02 13:40:43 UTC

Process.wait 中にシグナル受信するテストで Errno::EPIPE によるエラーを捕捉して skip するようにしています。

[32cc6301b3] Nobuyoshi Nakada 2023-05-02 06:52:46 UTC

標準添付ライブラリ rdoc でトップレベルの refinements を利用して MatchData#match_length メソッドを生やしていたのをRDoc::Markup::AttributeManager クラスの定義内に移動しています。このクラスの rdoc 用コメントがクラス定義じゃなくて MatchData#match_length メソッド定義のほうに取られてたのでその修正みたいです。

[409a13e9ea] Nobuyoshi Nakada 2023-05-03 05:19:17 UTC

拡張ライブラリ stringio の StringIO#initialize_copy の実装である strio_copy() で RGenGC のための Write Barrier が不足していたのを修正しています。最近の変更によるものではなさそうなので backport が必要そうですね。

[04ee666aab] Jean Boussier 2023-04-18 10:36:57 UTC

インスタンス変数の管理のための Object Shapes で shapes が複雑すぎて st_table による管理に fallback する時の performance カテゴリの警告を $VERBOSE の値に寄らずカテゴリが有効化されてたら出力するようにしています。 [ruby-core:112933] [Feature #19538]