- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/07/23
- メディア: コミック
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やっと出た4巻をやっと読みました。
歴史物や戦記物の大き要素のひとつには戦術や戦略の紹介ていうものがありますが、この4巻で描写される村防衛戦でのエウメネスの戦術は、これまで読んだどれよりも「ああ、なるほど」と納得感のおおきいものでした。「そりゃ勝てるよね」とイメージがありありと頭に描ける、というか紙上に描かれてるわけですが。活字だけではなかなか伝わらないところを見事に描いていました。
それからサテュラとのロマンスがとても(新一と里美に比べれば)ドライに終息させられていて、このあたりはやはり歴史物。
まあエウメネスの性格がドライなのかもしれないけど。彼はとても頭が良くて知略にたのむ人だけど、スキタイ人としての冷酷な一面(もっとも彼はそれも計算の上で表出させている節があるけど)がまたいいんですよねー。
そして、ついに、次はアレクサンドロス大王が出てきそうな展開。
楽しみだなー。きっと数年かかるけど。