チーム・バチスタの栄光

川崎チネチッタにて。われらがホームグラウンド、チネチッタ。でも最近TOHOシネマズや都内での鑑賞が続いていて、久しぶりのチネです。

これ思ってたよりもずっと面白い作品でした。普通の娯楽作品だろうなーと思っていましたが、なかなかの良作です。

手術シーンがかなりしっかり描かれているらしいのですが、実際ちょっとした医療ドキュメンタリを観た程度にはこの術法がどんな手順で行なわれるものなのか知ることができます。またコミカルなシーンが多くて、ついついミステリだってことを忘れてしまいがちでした。もうね、阿部さんなんて画面に登場するだけで自動的に笑いが込み上げてきてしまいますよ。いやー、阿部さんがよかった。それに他の登場人物たちも、キャラ立てがうまくて、キャストがそれにぴたっとはまっているのが観ていて心地良いところでした。

そんなコメディタッチな本作ですが、ミステリ部分はあっと驚くという点では秀逸でした。「誰が」という点ではミステリ好きなら読み易いと思いますが「何故」の部分と、そこに至る推理がカタルシスを誘います。