マタイ受難曲

みなとみらいホールにて、聖トーマス教会合唱団とゲヴァントハウス管弦楽団によるバッハ「マタイ受難曲」を聴いてきました。

よく知らなかったんですが、合唱団も管弦楽団も大変に歴史の古いものだそうです。なんてったってバッハの存命中に創設されてるんですよ。

舞台横の電光掲示板に聖句の邦訳が表示されるので、今どの場面をやっているのかよくわかって楽しみやすいものでした。楽器も普通のオーケストラではちょっと見掛けない古いものが多かったし、ソプラノの歌声は特にすばらしかった。

ちょうど先々週あたりに「新約聖書を知っていますか」を読んだばかりだったので、「そうそう、ここでこう言うんだよね」と思いながら聴いてたのでちょっと別の楽しみもありました。あとあれですね、裁判から処刑へのくだりではピラト総督の描写が、ローマへの配慮ありありな感じがしてむふっと含み笑いしてしまいます。