Core Audio 回りは Snow Leopard でかなり変更になってるらしいときいて、Leopard で学んでもすぐに obsolete になっちゃうんじゃおもしろくないやってことで Snow Leopard にアップデートしてみました。
以下、未来の自分のために作業メモ
事前準備
/Applications ディレクトリの中身と About incompatible software on your Mac - Apple Support や Mac OS X 10.6 Snow Leopard compatibility table - Snow Leopard Compatibility のサイトで対応表一覧でつきあわせたりしつつ動作しなくなるアプリケーションがないか確認。
- Cyberduck は3.3b2 で動くようになったらしい。けどこのアプリケーション全然使ってなかったので削除
- LimeChat も最新版 1.1 にすれば動くらしいのだけど、アップデートインストールしたら RubyCoccoa の Framework を消してとか書いてあるので、一旦削除して OS のインストール後に入れ直すことにしてみた。
- MacRuby は 0.4 は動かなくなるらしい。0.5 を使えってことですね。インストールされていたものを手動で削除。ここに書いたとおり ソースツリーの .installed.list というファイルにインストールされたファイルは記録されているのでそれを消すだけ。
- Soundflower は 1.5.1 で対応しているらしいのであらかじめ更新しておいた
- Audacity は特に Snow Leopard 対応について書いてなかったけど新しいバージョンが出てたので一応更新しておいた
こんなところ。MacPorts が動かなくなることは事前情報として知っていたので port list installed でインストールしている ports の一覧をあらかじめ保存しておいた。
Snow Leopard インストール
DVD 入れて言われるがままにインストール。途中「カスタマイズ」のメニューから
- 言語環境は日本語だけにしてみた
- X11 のインストールにチェックがついていることを確認
をいじっただけ。
2回ほど再起動して50分くらいで完了。いきなりソフトウェア・アップデートで 10.6.1 へのアップデートが出てくるのでそれを適用してまた再起動。
次に optional で Xcode をインストール。これがないと始まらない。
MacPorts 入れ直し
噂どおり port コマンドは Tcl のミスマッチで動作しなくなっていた。
MacPorts のサイトにいくと Snow Leopard 用の 1.8.0 の dmg イメージがあったのでこれでインストール。
あとは一旦全ての port を削除してから必要なものを入れ直すインストール祭。
$ sudo port -f uninstall installed $ sudo port install vim@+ruby $ sudo port install git-core : :
動作確認
- Soundflower - ここに書いておいた通りに、適当なムービーを再生してみて Audacity で録音をやってみて確認。動作は問題なし。ただ Audio MIDI環境設定の画面ががらっと変わっていて、デフォルトの出力先デバイスを Soundflower に変更する方法でちょっと手間どった。右クリックでメニューがでるので「このサウンド出力装置を利用」を選択して切り替える。
- emobile - 特に何もしなくても接続できた。
- Pd-extended - 特に何もしなくても動作している模様。けどソースから自力でコンパイルした vanilla は動かなくなってたのでおそらく再コンパイルが必要。
- CrossOver for Mac & MEIKO - OK。起動するしアクティベーション関係も問題なし。一応過去に作った MIDI で歌わせてみた。
- LimeChat - サイトの手順通り、古い RubyCocoa.framework (/Library/Frameworks/RubyCocoa.framework) を手動で削除してインストール。起動はできた。
- QuickTime X - スクリーンキャストが作れるときいていたので軽くためしてみた。すんごい簡単。後で使ってみるつもり。
- RtAudio - 以前作ったサンプルはちゃんと音が鳴る。ただし RtAudio 自体を再コンパイルしてみたところ Audio[Hardware|Device|Stream][Get|Set]Property という関数が軒並 obsoleted ということで警告になってた。RtAudio のサイトにこれに対応したバージョンはまだリリースされていない模様。
MacRuby の 0.5 は一応ソースは追ってるのでコンパイルすればいいだけだと思うのですが、ちょうど「RubyによるMac OS Xデスクトップアプリケーション開発入門」という本が明日あたり届くのでそれを読みながら入れ直すことにしようかと。
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