アバター

アバター 3D吹替版。チネチッタにて。

あとで書……かないと思うのでちょっとだけ。

まず、ここ数年のうちで最も豊かな映像体験だったと思います。未だ観てない人は是非映画館で観てみてください。

今後アクションや映像を楽しむ映画は3Dに向かっていくのでしょう。眼鏡をかけての鑑賞は少し不安でしたが案外すぐ慣れました。3Dであることの良さって、BGMみたいにそれと気が付かず没入感を高めるというのが真髄で、派手に遠近感があるシーンは逆にうるさく感じる時もあります。

パンドラの森や山の描写がすばらしい。バンシーで空を飛ぶシーンには身体が震えました。あれを観るためだけにもう一度劇場に行きたいと思うくらい。

以下ちょっと気になった瑣末なところ。

トルクについて。あのサイズの飛行できる肉食獣が存在できるかどうか。肉食獣は環境的に「贅沢」で、また飛行獣も個体として高効率化が難しそうなので(はばたいて飛行してたし)、あれを一体維持するためにどのくらいのバンシー(こいつも肉食っぽかったし)やその下に連なる生態系が必要なのか。パンドラの環境は地球とは異なるとはいえ(低重力らしいし大気組成も異なる)、種を維持できるほどの個体密度を保てるのかちょっと疑問でした。

それからナビィ達が集まって儀式みたいなのをやってる時の合唱がハーモニックな教会音楽っぽかったのがちょっと不思議な感じでした。旋律はシンプルだったけど。まあ別の星の文明だし、いいんだけど。あの絵面だったらもうちょっと民族音楽チックな音楽にしそうなものなのに、きっと意図的にやったことでしょう。

ストーリ?何かあったっけ?まあハリウッド映画でした。最終的に悪役になっちゃったけど軍人さんわたしは好きだったな。傭兵として結構まっとうな仕事してた気がするんだよなぁ。最後になんか目的がよくわからなくなっちゃってたけど。