今日は Windows 版でのメモリリーク修正、Net::FTP のリファクタリング、nightly snapshot が作れなくなっていた問題の対応などがありました。
shugo:r35139 2012-03-26 23:39:16 +0900
Net::FTP の passive port のパースをデリミタ(",")で区切られた数値が3つ以上でも受け付けられるようにリファクタリングしています。
shugo:r35140 2012-03-26 23:39:21 +0900
r35137 での Net::FTP のレスポンスのパース処理のリファクタリングを再修正しています。Rubinius で正規表現のローカル変数へのキャプチャ機能が使えないのを考慮しているとのこと。しかし名前付きグループ化したものを MatchData#[] で名前で取得できるというのを知りませんでした……。
shugo:r35141 2012-03-26 23:43:27 +0900
でさらに直前の正規表現マッチの結果の MatchData を $~ で参照するのをやめて Regexp#match を使うようにしています。
nobu:r35142 2012-03-27 10:41:14 +0900
新規追加されたテストのファイルの svn property 設定。
svn:r35143 2012-03-27 10:41:18 +0900
version.h の日付更新。
nobu:r35144 2012-03-27 12:11:48 +0900
tool/make-snapshot というツール(snapshot tarball を作るためのものらしい)で生成する ruby スクリプトが定数の再初期化をしていて警告が出ることがあるので remove_const で一旦削除するようにしているようです。
nobu:r35145 2012-03-27 12:11:51 +0900
同じく tool/make-snapshot で config.status を作る時に EXEEXT の定義を追加するようにしています。 [ruby-core:43685]
nobu:r35146 2012-03-27 13:13:54 +0900
String#split や partition, rpartition などで文字列を分割した結果空文字列が生成される時に、元の文字列のエンコーディングにならないことがある不具合を修正しています。 [ruby-dev:45441] [Bug #6206]
kazu:r35148 2012-03-27 17:27:19 +0900
win32/win32.c の check_if_dir() (Windows 版の open でディレクトリの時の errno を EISDIR にすりかえるためのユーティリティ関数)にメモリリークする可能性があったのを修正しています。
nobu:r35150 2012-03-27 22:43:43 +0900
win32/Makefile.sub で config.status を生成する時に埋め込む config.h のパスを直に書くのではなく RUBY_CONFIG_H を参照するようにしています。おそらく config.h が生成されるパスの違いを吸収できるようにしているのでしょう。
nobu:r35151 2012-03-27 22:44:25 +0900
生成されるヘッダとして verconf.h というのを新設して、config.h から標準のライブラリロードパスについての情報をそちらに移しているようです。RUBY_PLATFORM もここに移動しています。