ruby-trunk-changes r36487 - r36491

nobu:r36487 2012-07-21 23:12:55 +0900

arm 向けのクロスコンパイルでビルドに失敗する問題に対する修正。 STACK_GROW_DIR_DETECTION というスタックの伸長方向を検出するためにスタックの底のほうに仕込んでおかないといけないマクロが漏れている環境があったので追加しています。 [ruby-core:46567] [Bug #6761]

naruse:r36488 2012-07-22 00:45:10 +0900

Net::HTTP の http_proxy など環境変数を認識するようになった変更について追加の修正です。Net::HTTP.newobj が消されてたので互換性のために戻しているのと、proxy_port が指定されていなかったら default_port を利用するようにする点、その他細かい不備の修正です。

svn:r36489 2012-07-22 00:45:14 +0900

version.h の日付更新。

naruse:r36490 2012-07-22 00:51:14 +0900

Net::HTTP の修正。 @proxy_from_env というインスタンス変数は環境変数から Proxy の情報を取得した時だけセットされていて -w をつけると環境変数を使わない時に未初期化インスタンス変数参照の警告が出るので、そうでない時も明示的に false を代入しておくようにしています。

naruse:r36491 2012-07-22 04:07:28 +0900

Net::HTTP のテストで WEBrick を使ってテスト用の http サーバを立てる時にポート番号を固定で指定していたためテストを並列実行すると Errno::EADDRINUSE でエラーになってしまうことがあったので、ポート番号を 0 指定して自動的に空きポートを割りあてて使うようにしています。 [ruby-core:46593] [Bug #6766]