ruby-trunk-changes r37018 - r37026

今日は defined? 文が返す文字列オブジェクトを使い回すようにする修正がありました。

nobu:r37018 2012-09-24 10:16:36 +0900

Enumerable#chunk や Enumerable#slice_before(っていうメソッドがあるんですね)で内部的に call メソッドを呼ぶところで毎回 rb_intern で ID 化していたので static 変数に最初に格納しておいて使い回すようにしています。

svn:r37019 2012-09-24 10:16:40 +0900

version.h の日付更新。

nobu:r37020 2012-09-24 10:18:22 +0900

Enumerable#find でも call メソッドを呼んでいるところで static 変数に格納しておいた call の ID を利用するようにしています。

naruse:r37023 2012-09-24 11:23:48 +0900

tool/merger.rb というリリースブランチにコミットをバックポートマージするスクリプトで --ticket オプションでチケット番号を指定してコミットログに含めることができるようにしています。

nobu:r37025 2012-09-24 17:36:53 +0900

defined? 文が返す式の種類を示す文字列は毎回 String オブジェクトが生成して返されていたのを、インタプリタの初期化時に一度生成して freeze された同じオブジェクトを使いまわして返すようにしています。 [ruby-core:47558] [Feature #7035]
しかしテストが失敗していました。

naruse:r37026 2012-09-24 21:10:51 +0900

r37025 のテストが失敗していたので単項演算子を用いた assertion に assert_operator を利用していたのを assert_predicate というメソッドに書き換えています。