ruby-trunk-changes r37027 - r37032

今日は at_exit や BEGIN/END のブロック内で super を呼ぶと SEGV する不具合の修正などがありました。

naruse:r37027 2012-09-25 08:17:59 +0900

r32025 の defined? 文の結果の文字列を予め作成しておいたオブジェクトを返すようにした修正で、種別を示す enum を 1 から開始していたので返す文字列のインデックスがずれていて末尾をオーバフローしていたのを修正しています。

svn:r37028 2012-09-25 08:18:04 +0900

version.h の日付更新。

nobu:r37030 2012-09-25 09:59:29 +0900

at_exit のブロックの中で super を呼ぶと cfp->klass が Qnil の場合があるのに考慮がもれていて SEGV していた不具合を修正しています。同様に END ブロックの中での super も修正されています。 [ruby-core:47680] [Bug #7064]

nobu:r37031 2012-09-25 10:10:32 +0900

r37030 の修正で BEGIN のブロックの中での super も SEGV していたのが修正されたのでこれもテストに追加しています。 [ruby-core:47680] [Bug #7064]

nobu:r37032 2012-09-25 11:14:18 +0900

rubygems のテストで ARGV に不正なエンコーディングの文字列を入れてテストをしていたところで後始末で除去しようとしているところでエンコードの異なる文字列で比較して除去しようとしていたためゴミが ARGV に残っていて、その影響で後続のテストがエラーになることがあったのを修正しています。 [ruby-core:45975] [Bug #6673]