ruby-trunk-changes r37033 - r37036

今日は YARV に特化命令 opt_empty_p というのが追加され、String/Array/Hash の empty? メソッドが高速に処理できるようになっています。

naruse:r37033 2012-09-26 10:26:09 +0900

r36474, r36475 あたりで socket のテストが Mac OS X で の IPv6 UDP ループバックアドレスの bind が失敗する問題の対処を入れたのを Mountain Lion でもスキップするようにしています。 [Bug #6692] しかしこの変更はすぐ revert されています。

svn:r37034 2012-09-26 10:26:14 +0900

version.h の日付更新。

naruse:r37035 2012-09-26 13:03:26 +0900

r37033 を revert しています。 Mountain Lion(darwin12) では "fe80" から始まる IPv6 アドレスが利用されていたそうです。

ko1:r37036 2012-09-26 18:34:46 +0900

YARV に最適化のための特化命令 opt_empty_p を追加しています。empty? メソッドを1つの命令に置換して、レシーバが String, Array, Hash で再定義されていなかったらメソッド呼び出しせずに直接オブジェクトの中身をみて結果を返すようにしています。 [ruby-dev:46120] [Feature #6972]