今日は特異メソッドの Method オブジェクト経由の移植時の不具合修正や Windows 版の(miniruby の)コンソールへの出力時のエンコード変換の修正がありました。
zzak:r42376 2013-08-05 03:37:46 +0900
標準添付ライブラリ rexml の REXML::Element#namespace の rdoc 用コメントにサンプルを追加しています。 [ruby-core:56173] [Bug #8685]
svn:r42377 2013-08-05 03:37:51 +0900
version.h の日付更新。
zzak:r42378 2013-08-05 03:58:00 +0900
標準添付ライブラリ rss の RSS09 の rdoc 用コメントを追加しています。 [ruby-core:56375] [Bug #8732]
zzak:r42379 2013-08-05 06:15:08 +0900
Enumerble#lazy の rdoc 用コメントの Enumerator::Lazy のメソッドの説明で cycle はすぐに評価されるように説明を修正しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/372
charliesome:r42380 2013-08-05 10:02:22 +0900
クラス/モジュール間の継承関係のチェックを行う rb_class_inherited_p() で IClass も検査対象とするようにしています。追加されたテストからすると、これは特異メソッドの移植の際に IClass が渡されることがあったのに対応しようとしているようです。 [ruby-core:56174] [Bug #8686]
charliesome:r42381 2013-08-05 11:51:58 +0900
include/ruby/encoding.h の ENCODING_MASK の定義部分に該当する FL_USER10〜FL_USER19 のビットフラグの集合であることをコメントに追記しています。
nobu:r42383 2013-08-05 17:32:49 +0900
test/ruby/test_econv.rb の default_external のテストで子プロセスを起動するのに EnvUtil の assert_separately を使うように書きかえています。
nobu:r42384 2013-08-05 17:33:22 +0900
Windows 環境での文字列の NUL 終端の扱いの修正。 win32/win32.c の wstr_to_mbstr() と wstr_to_wstr() で WideCharToMultiByte() と MultiByteToWideChar() の返すサイズから -1 していたのを clen が -1 の時だけ -1 するようにしています。大抵の場合 -1 で呼ばれているような感じで、w32_getenv() と rb_w32_write_console() からの時だけ文字列サイズが渡されているみたいです。と、思ったら rb_w32_write_console() のほうはこの次の r42385 で追加されたものだったみたいです。
nobu:r42385 2013-08-05 17:38:39 +0900
Windows 版で miniruby がコンソールに出力する時に組込みのエンコーディングに UTF-16LE がないため警告メッセージが出るのを修正しています。 rb_w32_write_console() で出力時のエンコーディング変換に直接 rb_str_encode() を呼ばずに encindex をみて US-ASCII や UTF-8 なら mbstr_to_wstr() を使って変換するようにしているようです。 [ruby-dev:47584] [Bug #8733]
zzak:r42386 2013-08-05 22:25:02 +0900
TracePoint の rdoc 用コメントのサンプルコードで表示している TracePoint#inspect の例を現在の実装に合わせて修正しています。 inspect で enabled/disabled などを表示するようになっているからですね。 https://github.com/ruby/ruby/pull/373
akr:r42387 2013-08-05 23:50:07 +0900
bignum.c で BDIGIT の配列長を示す変数や引数名が xn, nx, xl などだったのを xn(yn,zn...) のような名称に統一するように全体的に改名しています。