ruby-trunk-changes r45922 - r45926

今日はマシンスタックオーバフロー検出の修正などがありました。

akr: r45922 2014-05-12 01:31:51 +0900

拡張ライブラリ socket、strscan、zlib などでも未使用のマクロの定義を削除しています。

svn: r45923 2014-05-12 01:31:57 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r45924 2014-05-12 10:35:09 +0900

マシンスタックのオーバフロー検出で ucontext_t を利用している場合 ucontext_t に含まれている stack pointer は push に失敗している場合更新されていない可能性があるので、SEGV が発生した時のページが SP のページの次のページであった場合もオーバフロー検出するように修正しています。

ko1: r45925 2014-05-12 19:57:11 +0900

RGenGC の 3世代GC(デフォルトは 2世代)を有効にしてビルドした時に GC.stat で取得できる GC の統計情報に young オブジェクトの総数を追加しています。また objspace->rgengc.young_object_count の old への promotion と sweep による free 時のデクリメントを追加して、正しくカウントされるようにしています。これまで追加しっぱなしだったみたいですね。

akr: r45926 2014-05-12 20:33:39 +0900

configure.in で関数が検出されなかった時に AC_LIBOBJ() で代替を探すチェックマクロ AC_REPLACE_FUNCS() の呼び出しの引数に関数をたくさん並べていたところを、1つずつ AC_REPLACE_FUNCS() を呼び出すように書きかえています。