ruby-trunk-changes r46791 - r46794

今日は Net::SMTP の書き込みのバッファリングによる効率改善などがありました。

ngoto: r46791 2014-07-12 01:32:07 +0900

test/ruby/envutil.rb の EnvUtil#assert_no_memory_leak で Solaris 版では環境変数 LD_PRELOAD と UMEM_OPTIONS を付加して子プロセスを起動するようにしています。 Solaris ではデフォルトの malloc(3) は free(3) してもシステムにメモリを返さないため、すぐにシステムにメモリを返却するように利用するライブラリと動作モードを指定しているようです。メモリリークのテストは難しいですね。 [ruby-dev:48391] [Bug #10020]

svn: r46792 2014-07-12 01:32:20 +0900

version.h の日付更新。

kosaki: r46793 2014-07-12 04:22:19 +0900

標準添付ライブラリ net/smtp の Net::SMTP#send_message の書き込み時のバッファリングを有効にして効率化しています。 [ruby-dev:48329] [Feature #9981]

suke: r46794 2014-07-12 15:17:16 +0900

拡張ライブラリ win32ole の r46785 で追加した関数 fole_record_method_missing() でハッシュの参照のキーに ID を利用してしまっていたので rb_sym_to_s() で文字列を取得してキーとして渡すように修正しています。