今日は構造体の省スペース化やビルドプロセスのちょっとした修正などで挙動にかかわる大きな変更はありませんでした。
nobu: r46795 2014-07-12 23:49:46 +0900
win32/configure.bat が win32/ ディレクトリで実行されたらエラー終了するようにしています。 何のことかと思ったら間違って win32/ でビルドしようとしてエラーになった報告があったので明示的にわかりやすいメッセージでエラーにするようにしているようです。 [ruby-core:63648] [Bug #10027]
nobu: r46796 2014-07-13 10:56:27 +0900
configure で SEGV 時の sigaltstack() を使った処理のチェックのためにコンパイルするソースコードで終了ステータスに EXIT_SUCCESS, EXIT_FAILURE を利用するようにして、エラー時に abort(3) を使わずに exit(EXIT_FAILURE) を使うようにしています。 [ruby-core:63678] [Bug #10008]
svn: r46797 2014-07-13 10:56:39 +0900
version.h の日付更新。
normal: r46798 2014-07-13 16:01:09 +0900
struct rb_iseq_struct の stack_max を size_t から uint32_t に型を変更(64bit 環境ではサイズの節約)して、ついでにアライメントを考慮してメンバの位置を移動しています。
hsbt: r46799 2014-07-13 16:38:47 +0900
README.md の英語の文法修正。 https://github.com/ruby/ruby/pull/659
normal: r46800 2014-07-13 16:46:46 +0900
メソッド呼び出しの情報をまとめている構造体 struct rb_call_info_struct でも 64bit 環境(x86_64)でのアライメントを考慮してメンバの位置を修正して構造体サイズを小さくしています。頻繁に利用される構造体なので単に exit するだけのプログラムで 20KB くらい節約になるということで、eric も効率を追い求める tuning guy ですね。
hsbt: r46801 2014-07-13 17:29:09 +0900
拡張ライブラリ dbm の関数マクロ GetDBM2() の2つめの引数を改名しています。多分抽出してきた時に変数名の置換が不完全で data と dbmp が両方使われていたので dbmp に揃えているようです。 https://github.com/ruby/ruby/pull/655
hsbt: r46802 2014-07-13 17:32:32 +0900
r46801 と同様に拡張ライブラリ gdbm と sdbm でも関数マクロ GetDBM2() の引数を改名しています。
hsbt: r46803 2014-07-13 17:48:42 +0900
r46802 の続き。拡張ライブラリ gdbm と sdbm の GetGDB2() マクロの定義の不要なTABを削除。
hsbt: r46804 2014-07-13 17:51:23 +0900
拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::Cipher.ciphers の rdoc 用コメントのクラス名の記述をフルパスで書くようにするのと、説明で省略された記法を修正。 https://github.com/ruby/ruby/pull/664