ruby-trunk-changes r49239 - r49254

今日は拡張ライブラリ readline と標準添付ライブラリ uri/mailto の不具合修正などがありました。

headius: r49239 2015-01-14 08:22:17 +0900

拡張ライブラリ socket のテストで close_read と close_write のテストケースを追加しています。これも JRuby 向けですかね。しかしポート番号が 12345 と決め打ちになっているのが気になります。

svn: r49240 2015-01-14 08:22:28 +0900

version.h の日付更新。

svn: r49241 2015-01-14 08:22:31 +0900

r49239 の行末の空白除去。

headius: r49242 2015-01-14 08:35:23 +0900

r49239 で追加しているテストの未使用の定数を削除しています。 CRuby と JRuby で利用するクラスを分岐していたみたいですが、結局不要になったのをコミットしていたみたいです。

nobu: r49243 2015-01-14 08:37:05 +0900

r49239 のテストで気になっていた、ポート番号を固定していたのを、0 を指定してシステムに動的に空きポートを探させるように修正していいます。

nobu: r49244 2015-01-14 15:43:50 +0900

拡張ライブラリ readline で Readline.refresh_line を Readline.readline を一度も呼ばないうちに呼ぶと SEGV する不具合を修正しています。Readline.refresh_line メソッドから rl_refresh_line() が呼ばれるとその中で未初期化の出力ストリームにさわってしまうようでした。 [ruby-core:43957] [Bug #6232]

nobu: r49251 2015-01-14 16:45:28 +0900

tool/downloader.rb の RubyGems からのダウンロードで、Gem::Package#verify を使って gem パッケージに署名がついていたらその検証をするようにしています。 Gem::Security::LowSecurity というポリシーを使っているので今は信頼できない証明書も許可しているそうです。信頼されない証明書による署名を検証することにどれくらいの意味があるのか…。

duerst: r49254 2015-01-14 18:06:13 +0900

標準添付ライブラリ uri/mailto で mailto: プロトコルURI で不正なものを parse しようとすると、nil への NoMethodError 例外でエラーになってしまうので、チェックしてちゃんと URI::InvalidComponentError を発生させるように対応しています。 [ruby-core:67563] [Bug #10738]