ruby-trunk-changes r49357 - r49365

今日は主にドキュメントとビルドプロセスやパッケージ作成用ツールについての変更や修正がありました。

nobu: r49357 2015-01-21 08:57:38 +0900

tool/make-snapshot で tool/vcs.rb の export の軽量化(チェックアウト済の working copy を流用する方法)ですぐに .svn を削除するかどうかを選択できるようにして、後で削除することもできるようにインタフェースを追加、変更しています。コメントによると make prereq で revision.h を作るときにリポジトリの情報が必要だったためっぽいです。

nobu: r49358 2015-01-21 08:57:53 +0900

tool/make-snapshot でパッケージ作成時に .downloaded-cache ディレクトリおよび gems/ にダウンロードされた bundled_gems 以外の gem パッケージを削除するようにしています。

svn: r49359 2015-01-21 08:57:56 +0900

version.h の日付更新。

akr: r49360 2015-01-21 09:10:45 +0900

IO#close が close 済みの IO オブジェクトでも IOError を発生しなくなる変更(r49260、r49263)や Array#select! などのブロック内での receiver の変更タイミングの変更(r49255)についての NEWS エントリにチケット番号の参照を追記しています。 [ruby-core:67701] [Bug #10760] [Feature #10714] [Feature #10718]

akr: r49361 2015-01-21 09:22:42 +0900

r49360 の NEWS ファイルへのチケット番号の追記で #10714 は Feature だったのに Bug と書いてあったので修正しています。

zzak: r49362 2015-01-21 09:44:06 +0900

r49336 の Pathname や File::Stat の birthtime のドキュメントと同様に、File.birthtime や File.birthtime の rdoc 用コメントでも Windows で ctime が birthtime として使われることは削除して、未サポートのプラットフォームでは NotImplementedError が利用されることを追記しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/817

nobu: r49363 2015-01-21 13:22:07 +0900

ext/extmk.rb で Makefile から CLEANFILES や DISTCLEANFILES を抽出して利用するのを extconf.rb の成否にかかわらず実行するようにしています。 よくわかりませんが tk の extconf.rb が config_list を常に生成するのに対応しているとのこと。

nobu: r49364 2015-01-21 18:58:00 +0900

make clean-ext で拡張ライブラリのビルドディレクトリを取得するための find と sed によるコマンドをちょっと変更しています。 ネストしているサブディレクトリがある時にソート順をより上位のディレクトリが先にくるようにしているみたいです。

knu: r49365 2015-01-21 22:39:25 +0900

misc/ruby-electric.el を upstream (https://github.com/knu/ruby-electric.el) の 2.2.1 からマージしています。 Emacs 24.4 向けの最適化と互換性改善などだそうです。