今日は先日の tmm1 の GC まわりの修正がコメントアウトされたり、net/http のヘッダ指定に Symbol を受け付けるようにする変更などがありました。
nobu: r49539 2015-02-08 10:35:18 +0900
拡張ライブラリ socket の extconf.rb で --wide-getaddrinfo の処理を条件分岐を整理してシンプルにリファクタリングしています。
svn: r49540 2015-02-08 10:35:27 +0900
version.h の日付更新。
nobu: r49541 2015-02-08 10:54:08 +0900
r49474 で rb_objspace_call_finalizer() の最後で gc_rest() を呼んで GC を完結させるようにしたのをコメントアウトしています。 RVALUE の一貫性がなくるからとりあえず暫定的な措置、とあります。どういうことだろう。
nobu: r49542 2015-02-08 12:48:41 +0900
拡張ライブラリ win32 の Win32::Registry::API で RegDeleteValue() と RegDeleteKey() のかわりにそれぞれ RegDeleteValueW() と RegDeleteKeyW() という wide 版の API を利用するようにしています。 [ruby-core:67958] [Bug #10820]
nobu: r49543 2015-02-08 13:04:32 +0900
拡張ライブラリ socket で、gethostbyname(3) を使うパスはほとんど利用されないみたいなのですが、一応とても古い環境で呼び出す場合に引数の文字列長のチェックをするようにしています。
hsbt: r49544 2015-02-08 20:09:44 +0900
標準添付ライブラリ net/http の Net::HTTPHeader#capitalize でヘッダー名を Symbol で与えても動作するようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/805
nobu: r49545 2015-02-09 00:16:24 +0900
r49541 と同様に r49474 で rb_objspace_free() で is_lazy_sweeping() をチェックして rb_bug() で異常終了させるようにしたのをコメントアウトしています。これも暫定的な措置とのことです。 RubyCI をみると一部の Linux 環境でこの異常終了が実際に起きてたみたいですね。
svn: r49546 2015-02-09 00:16:36 +0900
version.h の日付更新。
nobu: r49547 2015-02-09 00:26:11 +0900
標準添付ライブラリ optparse の rdoc 用コメントで --version のサンプル実装を修正しています。 トップレベルの ::Version という定数の存在を暗黙の前提にしていたのを OptparseExample::Version を定義してこれを表示するようにしています。